Today's Komori今日の小森嗣彦

亀山ダム

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昨日はお問い合わせをいただき亀山ダムへガイド出船しました。暑かった夏も終わり、朝の気温15℃からスタートした亀山での釣り、それでも日中は26℃くらいまで上がりました。
水温は23℃くらい。先週の雨で若干水質が悪化しています。ボイルはたまに起こりますが、頻度は低いです。
亀山ダムではライク2.5ノーシンカートゥィッチをメインにバスをサーチし、ボトムならレッグワームのダウンショット、ショアサイドならネコリグや虫、たまに羽系やポッパーなどで大体どのシーズンでもなんとかなります。昨日もそんな釣りで数を釣りながらサイズアップを目指しました。残念ながら一本、50はあったと思われるバスのアタックをフックアップできなかったのが悔しいかったです。
私はガイドでもよくお話しするのですが、バスを探すのにまず上流サイトという選択肢はしません。地図から魚を探す…つまり地形や水質、水の動き、人の動き、ベイトの動き、これらからどこに釣れる魚がいるのか、ということを見つけていくようにしています。
トーナメントですぐに結果が欲しいと思う人は初めからサイトフィッシングのみに頼りがちになるのですが、プロになったときから、そのやり方では本質が掴めないと思ってきました。サイトフィッシングは手段であり、方法ではないと。湖のタイプによってはそれでバスを探すことを磨いても意味をなさない。(ここでいうサイトフィッシングとはスポーニングの魚を釣るという意味ではないので誤解しないで下さい)
もちろんサイトフィッシングもできなきゃトーナメントで何勝もできません。それは例えば私が勝った2016年の七色ダム戦など、全てをみた結果、優勝するにはそれしかなく、確実に勝ちに繋がると感じた。そういったときに選択すればよいだけです。
地図を読んで魚を探す…広大なレイクではもちろん必要なことですが、そそれほど広大でもない亀山ダムは昔からそれを練習できる素晴らしいフィールドです。これから冬にかけてますますそういった考え方を磨くチャンスの時期ですね。

2020/9/29