2014年のTOP50シリーズ最終戦。会場は徳島県の旧吉野川。この試合で今年のチャンピオン、クラッシック出場権、エリート5出場権、そしてこのカテゴリーへの来期の正規残留が決まる。今年はここまで表彰台に上がることはなかったが、それでも全戦予選を通過し、4戦を終えてポイントランキング13位まで上がっていた。トップを走る青木プロとの差は55Pと大きく離れているため、逆転優勝云々を口にするのはあまりにも図々しいが、最終戦如何ではエリート5は現実的な目標として捕らえられるところにあった。そのために自分で設定した最低目標順位は優勝。それは最高目標でもあるのだが、優勝くらいしないと5位以内までは届かないのも現実だ。旧吉野川戦は過去5年間に開催されたTOP50戦は全て入賞、表彰台には4回上がっており、過去最高の順位が昨年の準優勝と相性もよいのでこの目標は達成不可能なものではないと信じてプラクティスを行った。
川の釣りはタイミングが全てだ。どんないい場所でもバスがいなければ釣れないし、逆にバスがいれば答えは早い。釣れるポイントがほぼ決まっている川の釣りでは流れがもたらすバスの動きにはONとOFFしかない。川でのトーナメントをことごとく外していた川が苦手な時代もあったが、私の釣りのスタイルは正直川に向いている。早いライトリグや効率化を考えたルアーチョイスはタイミングを合わせやすいからだ。
さて優勝を目指し、気合を入れて準備をしてきたのだが、今回は試合前に大きく体調を崩してしまった。直前プラクティスの初日にも熱が下がらず、自己管理が全てのなので情けないとしか言いようがない。体を休めることに専念し、直前のプラクティスはシンプルにプリプラで釣れなかったところだけを見て回った。新たに釣れた場所も増え、バスの濃いエリアも把握でき、コンディションの割には充実した直前プラとなった。あとはリズムにのれるかどうか。つまりバスとタイミングが合うかどうかだ。体調を整え集中してやれば必ずその勝機は訪れる。
過去の旧吉野川戦が今まで好成績だとはいえ、決して楽な試合展開などなかった。11時までノーフィッシュということはざらにある。今回もそんな試合展開だった。今回はつり人社さんが同船。試合の内容はBasserの記事と、連載の「小森ノート」で詳しく紹介されると思うのでそちらをぜひご覧いただきたい。苦戦しながらも初日は読みどおり後半でリミットメイクにまで達し5位。二日目はフックアウトのアンラッキーがありワンフィッシュのみで総合12位という結果だった。釣り方はダウンショット、ネイルリグ、テキサスリグ、スピナーベイトをロケーションにあわせて撃っていく釣りだ。ダウンショットはベイトフィネスのショートリーダーとスピニングの2本を用意。スピニングが旧作の60ULSなのは慣れているから。新しい釣り方には60ULSⅡExperienceを使っている。
上から順に
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSS-60ULS
リール:RevoSTUDIOUS ルアー:レッグワームDS 3/32oz
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSS-60ULS
リール:RevoSTUDIOUS ルアー:カットテール3.5 ネイル0.9g
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-65M MGS BEHVIRE
リール:Revo ZPI NRC923M PRO ルアー:スピーナベイト10g
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-69LS MGS NINE
リール:Revo ZPI BFC930 PRO ルアー:カットテール4 ネイル1.3g
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-67MH MGS (プロト)
リール:Revo ZPI BFC930 PRO ルアー:モコリークローテキサスリグ5g
ロッド:Fantasista STUDIOUSFSNC-69LS MGS NINE
リール:Revo ZPI BFC930 PRO ルアー:レッグワームDS 1/8oz
スピナーベイトは何でもいい。ただしブレイドはメガバスのパワーボムにチェンジ。
このネコリグシステムには感激。ノーガードだが障害物に引っかからない
3日目は台風18号接近のためキャンセルとなってしまい。私の成績は12位となった。そして年間成績は11位。クラッシックの出場県は獲得したもののエリート5には届かず。それはしかたがない。今年は苦戦続きの中、この順位をキープできたことをまずよしとしたい。試合はできている。ひとつかみ合えば再びタイトルを奪取できるはずである。
最後になりましたが、今回もたくさんの応援ありがとうございました。次は10/25~26、佐原で開催されるBasserオールスタークラッシック。またたくさんの応援よろしくお願いします!!
2014/10/8