小森ノート

TOP50第4戦桧原湖

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駆け足で試合を消化している今年のTOP50シリーズもいよいよ大詰めの第4戦。開催地は私のもうひとつのホームレイク桧原湖。年間ランキングは3戦終了時点で3位。トップを走る五十嵐選手との差は17P。残りはこの桧原湖をあわせて2試合しかない。経験上、最終戦でポイント差15P以内、順位は3位以内につけていなければA.O.Y.への道は少し険しいものになってしまうという私の判断。すなわち、この試合はいわゆる勝負駆け。最低でもシングル、お立ち台に入らなくてはならないと気合を入れてプリプラクティスに臨んだ。

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プリプラクティスで徹底したのはマップ制作。リーフマスターを使って桧原湖をまず再把握した。写真は製作段階のマップなので抜けだらけだが、勝手知ったると思っていた桧原湖も再び碁盤の目のごとく15m幅くらいで魚探をかけまわれば、意外なものを多く発見できる。とにかく一にも二にも魚探がけが全て。そんなトーナメントの時代の流れは変わってもいるが、私のアプローチはこれなのだ。計5日、延べ30時間の魚探がけを行った。この作業は正直言って半端ではない。竿を振っていないので焦りが生まれる。それと腰痛、膝痛。結果を信じてやるしかなかった。

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今年は全戦にカメラが同船。桧原湖では毎年ライブウエルを満タンにすると、二人乗りではバスボートがプレーンしにくくなる。機動力を生かすために25Pのプロップを新調。大きな出費となったが、移動のストレスとタイムロスを軽減。ボートのメンテナンスも余念なく行った。ここから先の試合はつまらないトラブルで泣くわけにいかない。

桧原湖は梅雨が明けると湖の様相が大きく変わる。毎年6月中旬、スポーニングの最盛期を過ぎたくらいから梅雨に入る。この頃は表水温が18度くらい。当然多くのバスは4m以浅のシャローに多く、サイズもいい。同時にポストスポーンの魚が一気に沖に出る事もあり、ディープも日ムラはあるが釣れ始める。魚探にワカサギの群れも良く映るようになる。年にもよるがスポーニングがピークを過ぎると少し釣果が落ちる。プリプラクティスはちょうどそんな時期に当たった。
そしてさらに季節が進行し、水温が21度くらいになると大量のエビが1~3mのシャロー~5mまでのミドルレンジに現れる。赤土のバンクやウイード、ハンプなど。バスはチャンネル沿いにディープとシャローを行き来しているようで、ディープのワカサギ、ミドルシャローのエビ、二つのエサを追い求める。そして梅雨が明けるとシャローのバスはもっと水深の浅い虫パターンへと移行する。ディープとシャロー、極端に分かれるわけだ。
私の作戦ははなから梅雨が明けないのであればレンジに幅のありすぎるミドルシャローより、ワカサギを追えばいいディープを中心に、梅雨が明ければシャローとディープを使い分けるというものだった。当然シャローのほうがサイズがいいのでキッカーパターンとキーパーパターン、二つが明確になり戦略も立てやすい。

プリプラの時点で梅雨は明けないと確信した。オフリミット期間も梅雨前線の動きをチェックしていたが、晴れる可能性は低いと読んでいた。実際直前プラクティスの天気も雨。注視したのはディープ。直前の初日は釣り方が見つからず苦戦したが、二日目のプラクティスではディープで3800gまでウエイトをあげることができた。しかし不安はあった。トーナメント当日の天気予報は晴れ。それは太平洋に発生した3つの台風の影響だった。急激な天候の回復がどのような影響をもたらすのか?不安はよぎっていた。

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見事に晴れ渡った三日間。結論から言うとディープの戦略は裏目に出た。三日ともスタートから2時間はピーカン無風。最もサイズのいい9mラインは壊滅、6~7mで徐々にサイズアップを狙うしかなくなった。三日間ともその作戦からスタートした。

初日はキーパーをそろえたあと、バンクシャローで3本の入れ替え、3270gで19位につける。しかし上位陣は見事にハイウエイトだった。風のない朝の時間に危険を感じていたが、シャローのサイトフィッシングが決まった選手が多かったようだ。トータル順位がウエイトで決まる今年の新ルールでは大型のラージマウスバスがキモになることはわかっていたが、それを三日間のトータルウエイトでまかなえるディープ戦略だったのだが…。
二日目はキーパー取りに苦しんだが、それでもきっちりそろえて再びシャローへ。できるだけ人の撃っていないバンクレイダウンを選んでラージも頭に入れながら攻める。数本の入れ替えをすることができたが、キッカーに恵まれず3400g弱、予選通過順位14位で予選を終えた。
三日目は順位を落とさないよう、そして大逆転の可能性も捨てぬよう、二日目と同じ戦略で戦ったが、アンラッキーが二つあり、結局15位でフィニッシュとなった。

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桧原湖戦を終えてポイントランキングは3位と変わらず。しかしトップを走る五十嵐プロとは31Pと大きく離されてしまった。そして青木プロにも3P差で抜かれてしまった。今年はここまであまりパッとしない苦戦続きだが、何とか踏ん張りこの順位に留まっている。勝負がけのこの一戦でプレッシャーをかけるところにつけれなかったことがとても悔やまれるが、レースが終わるまであきらめるつもりは全くない。他力本願なところは否めないが、最終戦に奇跡を起こしたい。

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桧原湖のディープで活躍したのはレッグワームのノンソルカラー。そしてテール、レッグの部分を少しカットした「ッグワーム」。これのロングローダーDSで。使い方に若干のキモはあるが、投げてほっといても釣れる。レッグワームはラージ、スモール問わずしてやはり最高のワームだ。それから他に使ったのがガルプのベビーサーディン。これは2008年桧原湖戦のウイニングルアーだが、未だスモールには良く効く。シャローバンクには2ヤマセンコースモラバ+3ヤマセンコーカット4イモグラブノーシンカー。レイダウンにはすでに廃盤になって入手できないがバークレートーナメントクローラーの1.3gネコリグを使用した。

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トーナメント最終日のデッキ上タックル。ストレージにISLIDONETENのタックルがあったが、天気と三日目ということもあり、この日は出番がなかった。
メインのロッドはDSがFSNS-67SULS MGS V3 Reecaptureこのロッドでなければ捕れない魚はたくさんいただろう。私の中ではかなりスローテーパーなロッドで、超ソフトタッチなルアー操作ができ、のせる、バラさないというスモールマウスにはきわめて特化したロッドだ。スモラバやイモグラブはFSNS-60ULSⅡMGS Experience。こちらはDSで使うマス針より太い針を使うので掛けにいくバットパワーも必要としたためだ。ネコリグはFSNS-62LS MGS SATORI
スピニングリールは全て当然RevoSTUDIOUS。ライトラインを使うスモール戦はドラグの性能は=ミスの少なさにつながる。船団で自分が釣っているのを他の選手に気づかれないように、ドラグ音はで内容にチューンしてある。

そしてライン。今年からラインメーカーを移籍してラインシステム社でG7の新しいラインを開発している。そのプロトラインもかなり最終形に近づいてきている。フィネスな釣り、ライトラインに必要なのは何か?このことに関する経験値は誰よりも知っている自信はある。その中から生まれたこのラインで、今回はストレスもミスもなく安心して釣りをすることができた。使ったのはDSでは2LB相当のものがメイン。800gのスモールも余裕で取れる。もちろんリールの性能もある。途中で2.5LBで作ってきたタックルも投入したが、2.5LBだと、もうパワープレーに近いやり取りができ、カメラマンの方がそのやり取りの速さに驚いていた。スモラバとイモグラブには2.5LB、ネコリグには3LB+を使用した。

今回もたくさんの応援、ありがとうございました。心より感謝しております。最終戦、そしてポストシーズンのゲームもまだまだがんばります。更なる熱い応援よろしくお願いします。

 

 

 

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