今年も桧原湖のミノーイングシーズンになりました。このミノーイングに欠かせないロッドはファンタジスタSTUDIOUS FSS-60MLSです。毎年紹介していますが、このロッドは当時霞ヶ浦水系や遠賀川のショア護岸狙いでメインにしていたシャッドラップやDTNクラスのライトクランクをスピニングでやるために2003年頃に開発したロッドでした。今でこそスピニングクランクは一般的になりましたが、その頃はこの手のルアーをベイトタックルで扱う人がまだ多かったのです。私は軽い巻物はスピニングでと当たり前に思っていました。もちろんミノーやシャッドも同様です。それはスピニングでやる方も多かったのですが、専用のロッドはほぼありませんでした。それどころかスピニングロッドはUL〜MLといった表示のものが各メーカーに長さ2種類づつくらいしかなく、ベイトに比べあまりにも細分化されていない状況でした。ワームとプラグが同じロッドというのはベイトでは少ないセレクトですよね。STUDIOUSシリーズは始めそのスピニングの細分化が目的でした。
さてFSS-60MLSに話を戻します。このロッドが巻物に優れている点はティップ。ただ硬いソリットのティップだと思うかも知れませんが、ティップ部をソリットにしたのはキャスティング時に反動で飛距離を伸ばすこと、曲がり始めからもう一段の食い込みがあるというメリットからでした。硬めのロッドでも飛距離を稼ぎ、ショートバイトを皮一枚でノセるというのが目的でした。バット部はクランクがボトムに当たっても、ミノーを激しくジャークしても、瞬間にロッドが負けてしまわないようにかなりのパワーを持たせました。一見硬めのスピニングというだけですが、未だこんなロッド他にはあまりありません。
その硬いブランクスによる強いジャークはミノーを左右上下に素早く力強くダートさせることができます。柔いロッドでは不可能もしくは難しいアクションです。激しくダートしたミノーからはスクリューウェーブが生まれ、これがバスを誘います。水面近くで試してみると、かなりの水が撹拌されているのが波紋で分かります。
このスクリューウェーブは最もバスに効果のある波動です。あのレッグワームのテールアクションも微波動ではなくスクリューウェーブ。ビッグベイトのシャッドテールしかり、スピナーベイトのブレードしかり、バスを寄せるのに極め効果的な波動です。
長くなりましたがミノーが作り出す撹拌された水の拠れに飛び出してくるスモールを体験できるのは今がベストシーズン。FSS-60MLSで是非お試し下さい。
2010/5/27