小森ノート

NEW Fantasista

来年Fantasistaシリーズが現行のMGS(マイクロガイドシステム)シリーズから新しいシリーズへとリニューアルされる。。現在そのロッドの最終テスト中だ。cpc製法などを用いた新しい素材は強度をアップさせつつ計量化を実現しており、個人的にはこの最終テストの段階でかなりの完成度だと感じている。
さて、Fantasistaをリニューアルするとき私は必ず60ULSをベースにつくり始める。MGSシリーズを手がけたときもそうだった。なぜなら、これが私がFantasistaで1番始めに作ったロッドであり、今のトーナメント戦略に欠かせないロッドであり、最も多投するレッグワームダウンショットをやる上でなくてはならないロッドだからだ。なので今回も60ULSを最初のラインナップとして開発している。製品の品番は60ULSⅢとなることが決定している。
そしてもう一本最初にリリースする予定なのが60XULSリニューアルモデル。この2本は共に七色ダム戦から実戦投入しながらテストを進めてきた。その七色ダムではプラクティスから2kgオーバーのスーパーキッカーを何本もキャッチし、試合も圧勝で優勝することができた。実戦での性能は折り紙つきだ。

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今回のモデルのイメージは、60ULSは2005年に発売したブランクスが紫の初期モデルに近い張りのある仕上がりになっている。ごく僅かだが、初期モデルと二期のExperience(60ULⅡ)では初期モデルの方が少し張りがあると感じた方も多いと思う。その理由はナノコンポジットを使用したことによる表面の硬さと、マイクロガイドのガイドフットサイズが小さいことによるスレッドの短さ、それからチョークガイドを活用したことによるガイドセッティングなどにあった。もちろんイメージをあわせて作っているので、微々たる差ではあるのだが、Experience(60ULⅡ)のほうがマイルド感はあった。
ニュータイプはトルザイトガイドを使用。軽量化と感度アップを計っている。初期モデル同様にソリッド部分に載ったマイクロ的なガイドとキャストをしやすくした少し大きめのトップガイド、ベリーから下はチョークガイドを用いないゆとりのあるライン操作ができるようなセッティングにしてある。そのガイドセッティングのコンセプトは60XULSも同様だ。張りから生まれる理想的なフッキングとバスを寄せるブランクスで七色ダム戦初日の7kgオーバーは実現した。Fantasista3代目になっても変わらず、攻めるライトリグが使えて戦えるスピニングロッドだ。

60XULSは前作のSixよりトップからベリーにかけて、かなり張りを持たせた。前作は強度を犠牲にしてでもあのティップの細さを採用した。いま多くのピュアフィッシング製品のスピニングロッドについている透明なディップカバーはこの60XULSから生まれたアイテムだ。
何故60ULSに張りを持たせたかというと、実質60ULSでスピニングタックルのほとんどの釣りをやってしまう私には今まで60XULSの出番が少なかったからだ。今回は60ULSに近づけたことで釣果の差になる微妙な使い分けができる。60ULSではなく場合によってはこっちがメインになることもありえるだろう。スモールマウス戦でなくても投入機会が増えることになる。
どちらのロッドにも前作とは軽さと強度に圧倒的な変化がある。これは新しいロッドを開発していく上で重要な二点であり、お互いに本来は反比例しあう要素でもある。それが新しいFantasistaのブランクスでは軽さと強度のアップ、ともに実現している。軽さは持てば直ぐに体感でる。強度は七色ダムでの結果が物語っている。
そんなNew Fantasistaの2本は共にうまくいけば来春にはリリースできる予定です。
http://www.purefishing.jp/fantasista/

TOP50最終戦

運命の最終戦

4度目のA.O.Y.奪取にむけて戦ってきた2016年シリーズ。最終戦は昨年同様、北浦で行われた。ここまで年間優勝争いに加わり続けないとわからない世界がある。期待、不安、緊張感、そして一匹一匹の喜び。人生をかけて戦っているからこそ、この大一番に、まさにトーナメントというものの集大成があるかのように思える。トップを走る北選手との差は僅かではない。私の順位は3位。しかしトーナメントは何があるかわからない。あきらめなければ何かがある。そう信じてプラクティスを行った。
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度重なるトラブル

プリプラクティスは順調といえば順調だった。10月にはいってはいるものの、若干夏の要素を残しており、バスはかなり浮いている。水位が減り傾向なのでショアラインには少なく、沖のストラクチャーで横アクションの釣りに反応が良かった。しかし、500gくらいのキーパーが多く、数は釣れるがサイズアップには少し苦しんだ。そんなプラクティスの途中、エンジンのトリムモーターが故障するというトラブルに見舞われた。
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いざというときのためにスペアエンジンを用意していることもあったが、今は壊れたエンジンからパーツ取りしたスペアパーツをたくさん持っている。幸いトリムモーターもそこにあり、プロショップK’sのボートファクトリーがすばやく対応してくださり、すぐにプラクティスに復帰できた。しかしトラブルは重なるもので、プリプラ最終日に再びエンジントラブルが発生。今度は走行中に突然エンジンストップしてしまった。

最悪の事態を考えた。仮に焼きついてしまっていた場合、もうエンジンを載せかえるしか試合に間に合う方法はない。国内に新品、中古問わず在庫がなければ、試合で借りれるボートを探さなくてはならない。それよりもまずは故障の箇所を調べなくてはならない。不幸中の幸いとはまさにこのことか、故障箇所はコンプレッサーというパーツで、これも旧オプティマックス225のスペアパーツを持っていて、これが使えた。オフリミットの間はオールスターのプリプラクティスに当てる予定だったの、そこでテスト走行もでき、試合に向けて不安は解消された。何より試合中でなくて良かった。
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直前プラクティス

プリプラから10日間たった直前のプラクティス。状況はさほどプリプラと変わっていなかった。杭などの縦ストラクチャーにはチャターベイト、浅いリップラップにはPOPX、ブレイクにはジグヘッドグラブとクランクベイト。それからテキサスリグ。タックルはこれがメインだった。 POPXには明らかなキッカーフィッシュがでていた。秋は水位が変動しやすいので、風向きと併せて考慮しプランを組んだ。DSC_4181

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トーナメントの展

初日が山田ワンドから入った。多くの選手とバッティングすることも考え、ここは巻物だけで手早くチェックしていく。そこでチャターベイトで2本を朝一にキャッチ。その後、矢幡ワンドでもチャターで1本追加。そこから湖をどんどん下っていき、初日は何とかリミットメイクできた。ウエイトは3306g、14位でのスタートとなった。この時点で北選手が上にいた。しかし勝負はこれからと気合を入れなおす。まだ優勝も狙える位置だし、敵がプレッシャーに感じるのはこれからだろう。

2日目はスタートが悪かったので山田ワンドへはいかず、先にジグヘッドで数を釣った。3本が早い段階で取れたため展開が楽になり、勝負に駆ける。午後水温が上がるタイミングでシャローのアシをテキサスリグで撃ち、1600gと1000gをキャッチし、トータル4470g。予選は通過した。しかし年間を考えると少し厳しい順位だった。予選のウエイトは私が7776gで8位。北選手6056g14位、五十嵐選手5792g17位。明日私がトータルで優勝がそれに順ずるウエイトを出し、北選手、五十嵐選手が順位を大きく下げた場合だけ私にもタイトルの可能性が残される。

最終日は勝負した。もはやリミットメイクでは順位をあげられない。初日の後半に水温が上がるタイミングで入ったアシだったが、バスが残っていることを期待し朝から攻めた。1000gを超えるバスが予選でキャッチできたのはアシだけ。この戦略しか残されていなかった。外しても後悔はない。案の定バスは早い時間には入ってきておらず、いてもバイトが浅くミスが何度かあった。1匹目のバスをキャッチしたのはもう終了間際。この大会は10位でフィニッシュ。4度目のタイトルは来年以降へ持ち越しとなってしまった。
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応援してくださった皆様、スポンサー企業の皆様、関係者の皆様、ありごとうございました。

タックルの紹介

<ポッパー、クランクベイト用>
ロッド:Fantasista FC-65ML MGS
リール:Revo LT6 NRC933M
ライン:G7トーナメントジーン10LB
ルアー:POP-X 、ナックルLDJr.
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<チャターベイト用>
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-65M MGS Behavior
リール:Revo LT NRC933M
ライン:G7トーナメントジーン12LB
ルアー:チャターベイト
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<ジグヘッドグラブ用>
ロッド:Fantasista STUDIOUS FNS-60ULSⅢ(プロト)
リール:Revo MGX
ライン:G7ストラテジックフィネス3+LB
ルアー:ゲーリー4インチグラブなど
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<テキサスト用>
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-67MH MGS FRONTIER
リール:Revo LTX BFC930PRO
ライン:G7トーナメントジーン12LB
ルアー:テキサスリグ

TOP50第4戦5位

第4戦の舞台は桧原湖

シリーズ第4戦で年間優勝=アングラーオブザイヤー(A.O.Y.)の行方はほぼ決まる。昨年はこの大事な一戦で青木選手に逆転を許したことが年間の勝負ポイントだったと後悔している。同じ轍は踏まない。これはプロフェッショナルの道に生きる者として必ず心しておきたい言葉だと私は常に思っている。優勝に限りなく近い成績を残し、最終戦へA.O.Y.への望みをつなげる。外せないのはどの試合も同じだが、ホームレイクの桧原湖ということもあり、今年一番プラクティスから気合が入った。

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近年まれに見るタフコンディション

夏のガイド期間から桧原湖の異変を感じていた。今年は難しい。数でいえば例年の1/3ほどの釣果だ。年々釣れる魚が大きくなっているので、いずれは釣るのが難しくなるだろうとは思っていたが、今年はそれとは違うところに難しい理由があるように思えた。昨年までの桧原湖と違うところ、それはワカサギが多いことにあった。このことが釣りを難しくしている要因だと私は直感的に思った。桧原湖のメインベイトであるワカサギは例年なら夏場は3サイズに分けらる。一つは2年魚と思われる10㎝前後の大きいワカサギ、もう一つはおそらく放流魚なのか5㎝前後の標準サイズ。そしてもう一つは自然孵化?と思われる3㎝以下のベビーサイズ。しかし今年はバスが吐き出すワカサギは3㎝前後のものと10㎝前後のものだった。私はエサ不足で今年生まれたワカサギの発育が遅くなっているのだと考えた。ベイトサイズが小さいことでバスが超微波動以外では見切ってしまうのだと。またベイトが多いためバスは巨大な群れを形成している。その証拠に釣れるスポットでは魚探にバスと思われる映像が無数に映るのだった。

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ラージマウスバス

また今年の桧原湖は夏前から減水が進んでいた。そのためローカルのJB桧原湖シリーズでもラージが持ち込まれる率が下がっていた。いなくなったわけではなく、夏場は少し水深のあるウイードに写真のようなグッドサイズがいたのだが、ベースのスモールを揃えきれない可能性がある状況ではラージ戦略は危険度が高すぎる。本戦中は2日目に少し狙ったが20cmくらいのものが一匹のみで終わってしまった。

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超微波動の戦略

ベイトサイズが小さいことで超微波動の釣りを心がけた。そのひとつはスモールラバージグ。夏場は浅めのレンジに多くのバスがいたので、これがメインでよく釣れた。飛距離とカウントダウンを早くするため、ゲーリーのグラブは必着だった。それから季節が進行するにしたがって水深の深いところを攻めるためにダウンショットを使った。しかし例年までのような普通のシェイクでは食わず、プラクティス中に悪戦苦闘、試行に試行を重ねて編み出した技、超微波動ソフトシェイクというアクションでかなり口を使わすことができるようになった。ワームはガルプやベイトサイズに合わせたもの。それから定番のフットボールジグ、シャローのバスにはこれも微波動系の三原虫。気分転換に全てのレンジでイモグラブ。フィーディング狙いには昔から桧原湖で愛用しているメガバスのUS PRO SPEC.Z-CRANK Xを用意しておいた。これが今回の試合の全てのルアーだ。

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その超微波動ソフトシェイクというアクションはFantasista STUDIOUSにあるFSNS-67SULS MGS RecaptureV3というロッドだからこそできる技だった。このロッドは2012年、タイトル奪回に向けて桧原湖戦攻略に開発したロッドで、わずかなウイードにノーシンカーをもスタックさせるほどのソフトティップ&ソフトベリーを備えている。もう販売はされていないと思うが、桧原湖に行かれる方にはお店などで見つけたらぜひ手に入れて使ってみてもらいたいと思う。
今回は湖のコンディションからしっかりリミットを作っていければ何とかなる試合だと思っていた。正直釣れる場所が限られ、釣り勝つことができる選手が上位に来る展開を予想していた。この技は圧倒的にそれができた。このトーナメント中、私は軽く40本は釣り上げている。今は難しくなっているが桧原湖にはたくさんバスはいるのだ。

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ストラテジックフィネス2+LB実戦投入

G7ストラテジックフィネス2+LBは今回はじめての実戦投入。これだけ難しい状況なのでラインは細いに超したことがないが、やり取りに時間がかかりすぎるのも、ラインブレイクの可能性があるのもあまりよろしくない。いまさら細かい説明はしないが、2+LBの初実戦は思ったとおりの強度で満足のいくものだった。

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リールも新機種投入

Revo MGX STUDIOUSチューンも今回の試合で初の実戦投入。ドラグやラインといったものは正直テスト釣行では80%くらいしか結論を出せない。私はトーナメントが主戦場。試合中の精神状態で、ギリギリの局面でパフォーマンスを発揮してこそOKが出せる。ドラグノブの色が決まっていないくらいで性能は完璧とも言える仕上がりだ。Revo STUDIOUSもそうだったが、最後にひとつ自分の手を加えてチューニングしている。それはドラグクリッカー。ないと嫌だという人がほとんどだが、僅かながらドラグの抵抗になるし、釣れたことが他の選手にばれるし、私は外してしまう。

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トーナメントの展開

直前プラでも超微波動ソフトシェイクはやはり思うように釣れた。水温も8月中とほとんど変わっていなかった。プリプラクティスからの状況を踏まえ、どのエリアに何人の選手が集まるのか、どのようになるのか何度も頭の中でシミュレーションして作戦をたてた。その結果、グッドサイズが混ざり、数がある程度とれ、エリアも広く入る選手もさほど多くないと読んだ京ヶ森のフラットを第一ポイントに考えた。
しかし直前プラ後半に低気圧が通過したことで、初日は冷たい西風が吹き急激に季節が進行していった。そのため京ヶ森のフラットはターンオーバーが進み不発だった。ターンを考慮しボディーウォーターへ意識を向ける。次に入った月島北の張り出したフラットではグッドサイズを連発できたが、朝一に京ヶ森で時間を使ってしまったことで焦りが生まれ、このあとはウエイトよりもリミットを優先させて移動、順位を落とすこととなった。
2日目はその辺りを修正し、月島北の張り出したフラットと馬の首のフラットで数を釣りウエイトアップ。トータルウエイト制なので細かい順位は直ぐに捲れ、予選を4位で通過ですることとなった。

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3日目の決勝も同じように数は釣れる展開だった。しかしこの日はサイズに恵まれなかった。ウエイトは3150gどまり。順位を上げることはできず、結局5位でフィニッシュとなった。2勝しているがスモールボートでの大会が多かったのでトレーラーウエイインは今年初。桧原湖でのトレーラーウエイインもちろん気分はいい。

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試合を終えて

桧原湖では2008年に優勝をしているが、シングルはあるのだがお立ち台は実は2回目と少ない。私は1998年にJB桧原湖シリーズの前身、JB東北シリーズを制してこのトップカテゴリーに昇格した。桧原湖をホームグランドにしてトップカテゴリーを戦う選手は他にも数名いる。また背中を見て追いかけてくる若いプロもいる。長年ガイドも行っているので応援してくれる方も多い。桧原湖で表彰台に立つことはとても意味がある。

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上位とのポイント差は詰めることができなかったが、昨年落とした大切なターニングポイントの試合だっただけに、この試合を落とさず次に繋げたことは大きい。最終戦で奇跡の逆転A.O.Y.まだまだ諦めてはいない。勝負ってのは終わるまで絶対にわからない。可能性がある限り。

今回もたくさんの応援ありがとうございました。最終戦、絶対に諦めません。4回目のA.O.Y.全力で獲りに行きますので、いっそうの応援よろしくお願いいたします。

 

TOP50第3戦優勝その2

直前プラクティス

2週間経った直前のプラクティスでも状況は大きく変わっていなかった。むしろスポーニングがだいぶ終わり、スクールでクルーズするバスの数は増えたように感じた。しかしここからフィッシングプレッシャーが加わりどうなっていくのか?私の場合はサイトフィッシングオンリーというわけではなく、見えないところからでもバスを出すことができたので数が釣れていた。釣り方はプリプラクティスと同じだ。もう十分戦えると判断し、直前プラは少し早めに上がった。4kg、3日間これを目標に設定した。

初日

初日は雲の多い天気だった。予報では昼前から雨が降り、明日にかけて大雨になるという。初日のスタートは31番。曳き波がないほうが当然水中は見やすいので、スタートは遅いほうがいいと考えていた。残りの選手がスタートするまで会場付近で時間をつぶそうと釣りを開始する。ものの15分ほどで小さいながらリミットメイクできた。

そしてすぐ2㎏オーバーのバスを2匹発見した。こいつは1投で勝負は決まった。しかし長いファイトの末、アンラッキーがありラインブレイクしてしまう。バスの警戒心を避け、ロングキャストの精度を高めようと2.5lbを巻いてきたタックルだったが、あまりにもバスがでかすぎた。天気が曇って雨が近づいているので口を使わせやすくなっている。このサイズが釣ってくれるならと思い、ここで3lb JUSTを巻いたタックルにチェンジし下流へ向かった。

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その後はショアラインの枝などに何度か巻かれてはしたが、ストラテジックフィネスは本当に強い。こんな日のために作ったラインともいえよう。初日のウエイトは全て3lbJUST!!で釣り上げたものだ。

そこからも見つけたバス(中でも釣れると思ったバス)はほとんど口を使ってきた。魚の見えないエリアはアベンタGTで探るとバスが浮いてくる。バイトには至らないが、チェイスのあったバスを追跡すると群れに戻ることもあり、それをキャッチできた場面もあった。その後西之川出口で2㎏オーバーをキャッチ、西之川の中で1800g、そこからはミスもあったが、大又川合流まで流し、最低が700gトータル約6000gのウエイトになっていた。これでもトップウエイトに近いだろう。今までの私であったら翌日のことを考えてここで攻めるのをやめて、明日以降を考えながらプラクティスに時間を当てるだろう。しかしウエイト制になってからはこの抑えがイマイチ勝ちきれない要因になっている。2日目は雨の予報が出ていたので、ひょっとしたらサイトフィッシングは今日しかできないかもしれない。最低あと一本はキロオーバーを入れたい、そう思い朝一ラインブレイクしたスポットに戻った。そしてそこで再び2㎏をキャッチし7350gまでウエイトが上がった。琵琶湖を除くJBの5リミットレコードウエイトだった。2位とは2㎏以上の差がついていた。

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2日目

2日目は朝から大雨。昼に向けてさらに雨脚は増すという。サイトっは封印された。初日の上位陣の顔ぶれを見ても、やはりサイトフィッシング優勢と感じたがこの天気で一気に変わるかもしれない。初日に釣ったバスがライブウェルの中でたくさんの沢蟹を吐き出していたことをヒントに沢蟹が多いであろう湖岸にシダが生えたエリアを重点的に見ないで攻める。すぐ揃にリミットメイクはできたが3㎏には到底及ばない。初日のアドバンテージは大きいが、この雨で当ててくる選手もいるかもしれない。昼前に一瞬雨が弱まったタイミングがあった。その時間に再びバスを探す。旧発電所下流でスクールが目視できた。「これを釣れたら勝ち、釣れなかったら負け」声に出してキャストをする。1投で決った。群れの中の一番小さいバスだったが1200gあった。3200gくらいまでウエイトが上がった。直後にもう一本同サイズをバラしてしまったが、再び土砂降りになり、この日のサイトフィッシングその一瞬だけで断念した。その後は全てのサイトフィッシングを断念せざるを得なくなったときに備えて考えていたスポットをせめ、1000gを運良くキャッチ、5本3800gとなった。目標のウエイト4kgには届かなかったが、初日の貯金がまだ大きくある。

決勝

予選は1位で通過。初日のアドバンテージは大きかった。しかし2位にはサイト合戦になれば間違いなく優勝に絡むだろうと思っていたが青木選手が上がってきた。ウエイト差は2400g弱。リミットはすぐそろうだろうが、ウエイト勝負の中では1500gのリミットなど何の気休めにもならない。青木は6kg釣ってくる。そう自分に言い聞かせる。セーフティーなど考えず目標の4kgに近づけることだけに集中した。
最終日もリミットメイクは早かった。700gも一本入り早い時間に2200gくらいまでいった。しかし最終日は天気がよくバスが良く見える。初日に比べてあまり口を使ってくれないが、見えている魚を考えると2200gでは不安になる。また、少し恥ずかしい話だが手首が腱鞘炎になりかかってキャストが決まらない。スピニングで精度の高いフルキャストを繰り返しているとだいぶ負担が大きいことに気づいた。うまくいかない釣りにストレスがたまる。バスは見える。この状況で青木選手の猛追に恐怖を感じない選手はいないだろう。そんな話を同船のカメラに向かってしているとき、ようやく釣れそうなバスを見つけた。1500gクラスがショア近くを泳いでいた。
勝負1投で決まった。かに思えたがフッキングの瞬間に口からルアーがすっぽ抜けた。しかしバスまだ残っていた。もう1投全く同じところへ投入する。再び口を使った。1500gをキャッチできた。これで3000gは超えほぼ優勝は決まった。

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トーナメントを終えて

紀伊半島にある池原、七色はバスフィッシングの聖地と呼ばれている。そのロケーション、クオリティーのあるバスは聖地と呼ばれるだけのことはある。今回も心から楽しめた。今回のメインルアーはネコリグだ。そして大きい魚はほぼそうだ。しかしフックのかけ方であったり、ルアーを落とす場所であったり、バスが現れるスポットに入るタイミングであったり、アクションであったり、キャスト精度であったり。こういったテクニックを駆使する釣りもやはり釣りとしてとても面白い。単純で派手に見える釣りでもテクニック抜きで誰もが同じように釣れるということはないだろう。昨今よくトーナメントの釣りは…という言い方をされることがあるが私にはその区別はない。私の釣りは「バスを知ること」だから。ライトリグに勝てるビッグベイトも、ビッグベイトよりでかい魚の釣れるライトリグもどちらも同じくらい魅力がある。バスフィッシングの世界はまだまだ奥が深くて面白い。聖地で戦いながら感じたのはそんなことだった。
初戦に続き同一シーズン2勝目となった。不慣れなサイトフィッシングという戦略、そしてそれを得意とする選手の多いこのカテゴリーでの優勝は色々な自信につながる大きな一勝となった。これでTOP50シリーズ通算6勝目。年間ランキングも再び3位まで上昇した。残り2戦、全力をかけてタイトルを獲りに行く。
最後になりましたが、今回もたくさんの応援、本当にありがとうございました。会場にお越し下さったギャラリーの皆様、暑い中ありがとうございました。今回の大会開催に尽力してくださった下北山村の皆様、業界関係者の皆様、ありがとうございました。それからカーブのおっちゃん、チームホワイトリバーのみんな、紀伊半島での勝利は本当にうれしく思います。私に関わる多くの方々に心から感謝いたします。
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TOP50第3戦優勝その1

運命の七色戦

第2戦の予選落ちから迎えた第3戦七色ダム戦。初戦優勝のアドバンテージを全て吐き出してしまい、第3戦前の暫定ランキングは10位。年間タイトルレースに踏みとどまるためにこの一戦は外せない、言わば「勝負がけ」の一戦となった。

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リザーバーの戦い方

今年は開幕から3戦連続のリザーバー戦。得意でも不得意でもないが、どこか難しいイメージをもつのがリザーバーでのトーナメントだ。その難しさのひとつはフィッシングプレッシャーである。水位が変動するリザーバーのバスはレンジを変えて動きやすく、フィッシングプレッシャーで動いてしまいやすい。それから前回の野村ダムや、今回の七色ダムのようにサイズの二極化という一面がある。比較的標高のある山間部の川を塞き止めて造られているリザーバーは、貧栄養湖である事が多く、バスの成長は遅い。そのため、ある段階を超えてエサを選べるようになったビッグサイズと成長の遅い小さいサイズに分かれやすい。小さいキーパーサイズを5本そろえてもキッカーフィッシュ1本のアベレージに負けてしまうような状況では、手堅い戦略など存在せず、何も考えずに大きいルアーを振り回しているほうが分が良いことさえもある。前回の野村ダム戦はまさにそうなってしまい、ゲームを作りながらも予選で敗退してしまった。これはスタイルを変えるひとつのきっかけとなった。

プリプラクティス

野村ダムと違い、七色ダムは超クリアウォーターで、プリプラからバスがたくさん目視できた。中には60cmクラスも見える。普通に釣りをしていて釣れるバスのアベレージは250~400g。まれにグッドサイズも混ざりはするが、狙えるほどではなく、普通にそろえて2000g前後のウエイトだ。それはいたるところに見える50cmクラスのバス一匹のウエイトにすぎない。バスを選べるサイトフィッシングの上手い選手が上位に行くのは明白だった。「ビッグベイトで3日で6本、それで優勝を狙う。」プリプラ時にあるプロはそう話していた。この七色ダムでは現実的ではるかに魅力のある戦略だ。昨年からウエイト制となったこのシリーズ、もはや小さいキーパーを釣ることを前提に戦っては上位にいけない。この言葉で私はサイトフィッシングのプランを選択した。しかしTOP50には自他とも認めるサイトフィッシングの名だたる達人たちがいる。彼らに釣り勝つために、2週間かけたプリプラクティスの大半をこのサイトフィッシングの練習に使った。

プリプラクティスで見つけた釣り方は、エサを求めスクールでクルーズしているバスをネコリグで食わせるというものだった。ショアラインの凹凸に左右され、群れの頭が岸方向を向いたときを狙い、複数のバスが同時にルアーを発見し、奪い合いになるようなところへアプローチすると、群れが止まっていなくても食いにきてくれた。ルアーはカットテールワームを少し短くカットしたもの。G7のワームプロテクトチューブ4mmで#6のマス針を縦刺し固定。ネイルシンカーは0.8gを使用した。
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タックルはFantasista STUDIOUS FSNS-60ULSⅡMGSトルザイトガイド仕様のプロトモデルにRevoSTUDIOUS。偏光サングラスはDNA HAYATE。

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バスが目視できないときはバスがいそうなショアラインをブラインドで狙っていく。さらに沖の立ち木をアベンタGTで、岸に近いところはジャバロン90で狙う。プリプラクティスのときはこの釣り方で釣れたバスもいたし、ついてきたバスが群れに戻ったりするため、群れを探す役割もあった。アベンタGTは正直驚くほどバスが食べにきた。

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プリプラクティス後半には連日5kg/5本くらいには釣れていた。勝てる自信はついた。優勝ウエイトは3日間でトータル12kg前後と読む。しかし雨が降ると全くバスが見えなくなってしまう。また濁りが入らないとは限らない 。プラのときもちょっとした雨で上流の放水口付近はこのようになってしまった。サブプランをしっかりと考えた。サイトではバスが現れやすいとスポットも絞った。

 

TOP50第2戦

野村ダムで行われたTOP50第2戦ベイトブレスカップは3年ぶりの予選落ちという結果に終わってしまった。今月発売のBasser「小森ノート」でこの試合の内容について細かく振り返っているが、今回はサイズに恵まれない不運な試合だった。

プリプラ時はサイズを言わなければ数は釣れた。もっとも試合中はこの数釣りも難しくなってしまうのであろうが、サイズアップできるパターンを探さなければ優勝はない。明らかにサイズの良いバスがいたのはインレットとダムサイド近くにあるブイだった。中でも大きな2つのバックウオーターと中規模な2つのインレットクリークは明らかに魚が多かった。しかしこの2箇所はそれなりの選手なら誰でも気づくポイントで入れるかどうか、または入れても思ったように釣りができる公算が低い。バックアップに考えて見つけていたのが、晴れればそれらのクリークに近いカバー、曇りや雨なら岩盤に絡むレイダウンだった。バックウオーター、カバー、レイダウンともプリプラクティス、直前プラクティスともにサイズアップが計れ、4000g/5本というウエイトはかなり現実的であった。

 

初日は晴れ。朝はスタートが早く、本流肱川のバックウオーターへ入ったが、一番いいところへは入れず、さらに後ろの選手に入り込まれる無秩序な状態を嫌い、すぐに移動した。ダムサイドのブイへ行ったがそこでもカットインされ、移動を余儀なくされた。カバーのプランがあったので焦ってはいなかった。結局カバーでリミットメイク、入れ替えまで行った。しかしグッドサイズは混じらなかった。私の前後に同じカバーを打った選手達がキロアップをキャッチしたという話を帰着後に聞いた。初日の私のウエイトは1,695g、33位。リミットを作れていない選手も多くいる中でしっかりリミットも入れ替えもできたのでこの時点では予選を通過できると思っていた。1本だけ700gくらいのバスをばらしており、正解は近かったはずだ。

2日目は雨。ローライトでカバーは期待できなくなった。しばらくやってバイトがないので狙いをバンクサイドにあるレイダウン周りに切り替えた。リグもカバーネコからジグヘッドに変えた。苦しかったがサイズの実績があるスポットだけを選び、終了までにリミットは達成した。しかしグッドサイズは混ざらず、昨日と同じくらいのウエイトで終わってしまった。同じレイダウンを狙っていた選手が3㎏を超えていた。同じジグヘッドを使っていた選手が3本で2000gを超え予選を通過していた。数は釣り負けてもいない。狙い通りの魚が釣れなかった。それだけだ。

今回の順位で年間順位は初戦優勝のアドバンテージが消えてしまった。エレベーターのような成績と笑われたが、良いときがあれば悪いときもある。初戦で優勝して浮かれている自分への薬だと思って次回また頑張りたい。


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今回のメインタックル。今回はカバー撃ちロッドは67NHのFRONTIERではなく、65MのBEHAVIOR。理由はバスが小さく少しあたりを聞かないとのりにくいから軟らかめにしてみた。ベイトリールは今回からRevo LTX BF8。ラインはG7トーナメントジーンの10LB。
スピニングロッドは60ULSⅡExperience。リールはRevo STUDIOUS、ラインはストラテジックフィネス3LB。
ワームはいずれもカットテールワーム。

 

最後になりましたが今回もたくさんの応援ありがとうございました。

TOP50第1戦優勝

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2016年TOP50シリーズが開幕した。その開幕戦の舞台は高知県の早明浦ダム。このフィールドで開幕戦を迎えるのは99、11、12、13年以来5度目となる。私の成績はルーキーイヤーの99年を除き平均15位程度ですべて予選は通過している。そのことだけみれば決して相性が悪いとはいえないフィールドだが、優勝争いに加わり切れていない悔しさもあった。湖自体はフレッシュでコンディションのいい魚が釣れるので好きな会場の一つでもある。
最下流のトーナメントスタート地点から最上流まで全長13km、今回のレギュレーションである60馬力制限のボートでは決して狭いと感じないダム湖である。私がこの大会で使用したボートは30馬力のサウザー395というボートで、その最上流までデッドスローエリアもあわせて40分はかかる。

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私のプリプラクティスではこういった移動時間を事細かに計算する。トーナメント中の時間配分はもちろん、遠いエリアで釣りをしていて帰着に間に合わなくなってしまっては元も子もない。そのプリプラクティス期間、3月中旬の早明浦ダムは水温8~9℃、連日のように北風が吹き抜ける寒い日が続いていた。トーナメントは2週間後、4月に入ってからということを考えて、その時は釣れないシャローを見て回った。早明浦ダムの水位、流入、放水量がリアルタイムでインターネットに公表されている。プリプラクティス期間中の水位は320m~323m、雨が降らなくてもダムは1日20cmずつ上昇していた。この計算だと2週間後のトーナメント初日までに2.8m増水することになる。いずれにしろ数mの増水はあり得る。魚探をかける代わりに陸の上の地形やストラクチャーを把握しとく必要があった。ノートを取りながら湖を7日間かけて一周した。その他に3年前の開催時と違うと感じたところは、バスのメインベイトがワカサギだったことだ。前回ワカサギはいなかったと思う。このワカサギに絡むパターンはあるな、と頭の隅に置いておいた。

直前プラ。これまでの経験ではプリスポーンのバスはルアーに対してセレクティブで、使うルアーや動かし方によって大きく釣果が分かれてしまうことが多いと感じている。この時期の亀山ダムのガイドでも、同じレッグワームのダウンショットをシェイクした場合とズル引いた場合とで釣果が0:15になったこともある。まずはその釣り方、今回はネイリグのボトムでのシェイク。これに気づけたことは大きかった。プラクティス初日は中、下流域の岬やワカサギの多いワンド内でプリスポーンの太ったキロオーバーが数本釣れ、後半は上流のカバーが釣れた。カバーもネイルリグで攻めた。晴れて水温が上がったことで午後は入れ食い状態になった。釣れたポイントは岬、ワンド、カバー問わず、見に行くと10~30近いスクールが見える。フィールのコンディションの良さを感じると当時に、魚は多い、人の後でも安心して釣れると感じた。

直前プラの二日目、低気圧の通過に伴い、冷たい雨が降ったことでプリスポーンのバスが微妙にポジションを変えた。少しレンジを落としたのだ。雨水の流入とダムの放水で起こるカレント、水温の低下、それから微妙に上下する水位に対してこの後バスがどう動き、どこで釣るタイミングを合わせるか、それが次のポイントだった。公表されているダムの水位表には夜から朝にかけて放水されることが示されていたので、私は水温の上がらない朝のうちは中下流域のミドルレンジをカットテール1.8gネイルリグで攻め、カレントが弱まり、水温の上がる午後は上流域のカバーをテキサスリグではなく、2.6g~3.5gのカバーネイルリグで攻めることに決めた。

タックルは今回少し独特なものをチョイスした。1.8gネイルリグはスピニングタックル、Fantasista STUDIOUS STANDUP FSNS-62ULS FSというオカッパリ用に開発したロッドを使用。これはネイルリグにソリットティップで細かいシェイクでアクションを加えつつ、その中にある微小なバイトをまずのせて、そのあと力強いフッキングを決める。ティップの柔らかさとバットパワー、そしてマス針でもジャンプや口切れによるフックアウトを最大限減らせるスローなテーパーが今回このロッドよチョイスした理由だ。リールはRevo STUDIOUS。ラインはG7 StrategicFinesse3+LB。超クリアウオーターの早明浦ダムなので3LBをチョイスしたいところだったが、昨年のトーナメントでのミスの多さに加え、今回はネイルリグに力強いフッキングを加えたかった。しかし3.5LBでは食わなくなってしまう可能性もあるし、扱いが変わってしまう。このようなときに開発した0.9号3+LBがさっそく武器となった。
カバーの方はFantasista FSNC-67MH MGS FRONTIER。ある程度のカバーロッドで行うベイトフィネス。ラインはG7トーナメントジーン12LB。FINAのFSSというフックを使用しているが、このフックはベイトフィネスロッドよりカバーロッドで力強くフッキングさせた方がいいと私は感じている。この2本がメインタックルだ。ワームはゲーリーにカットテールワーム。他にスモラバとこの湖では安定した釣果をもつDeepX200をセットしたロッドを要しした。
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初日は楽な展開だった。スタートは3番。さっそく最下流のワンドに入る。一時間ほどでリミットメイク。中流域の岬をランガンし入れ替えを2回。ここまですべてスピニングタックルのネイルリグ。午後になり水温の上がる時間に合わせ、予定通り上流のカバーで入れ替え。4500gを超えた。カバーは今回は落ち葉などが作るフローカバーをメインにしていた。流動的に発生するのでバッティングしにくいこともあるが、シャローに上がりたてのバスは下の空間が広く少し光の入るフローカバーを好む。直前プラの雨でかなりなくなってしまったが、細かいところに発生していた。これらが表れやすいところや条件もプリプラクティスで見つけておいた一つだ。初日は7位。優勝争いに加わるにはまずまずの順位だが、勝つためにはキッカーフィッシュが必要だと感じる。実際初日のトップウエイトを出した北大祐は2800gのキッカーを持ち込んでいる。春のリザーバーはこれがあるから怖い。
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2日目は下流域の釣りこそミスもあり苦戦したが、1本のみで移動した後半の上流は初日よりもよく釣れ、流し始めて1時間ほどで入れ替えまでいけた。晴れていて水温も高くなっていたからだ。こうなるとキッカーフィッシュを狙うしかない。季節の進行が遅い下流域のカバーを狙いに戻る。思いつくところをランガンしていき、終了20分前についに2㎏近いキッカーを手にすることができた。2日目は6165gのトップウエイト。予選をトータルウエイトのトップに立った。
予選を一位で通過するのは3度目。その全てをここまで優勝している。ここ一番では全くプレッシャーを感じないのが私の強みだ。
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最終日は朝一から上流へ走った。放水、流入とも量が減り、朝一でもカバーに魚が残っている可能性が高いと判断したからだ。また最終日は時間が短い。往復で1時間は潰れてしまう上流に先に行っておきたい。朝一こそバイトはなかったものの、しばらくして一か所のカバーで3本連続キャッチできた。しかしそこからノーバイト2時間。まだ撃ってないカバーもなくなってきた。数少ないポイントに入り直し、そしてようやく食ってきた待望のキロフィッシュがこの場面で痛恨のフックアウトしてしまう。一瞬冷静さを失った。自分も人の子だと思った。ここまで全く緊張などしていなかったが、ここで初めて緊張した。やはりすんなりとはいかない。それがこのカテゴリーで勝つということなのだ。連日のウエイトが5㎏を超えているルーキーの高梨プロを意識する。デビュー戦で優勝争い、末恐ろしいルーキーだ。彼は今緊張しているのだろうか? この湖が得意な市村プロも確実にウエイトを上げてきているだろう。こもままリミットメイクできず、そして入れ替えなしでは若さをも武器にした彼らに勝ちうることなどできないだろ。そんなことを考える。弱気の考えではなく、負けたくないと思っている自分を確認できたいい思考だった。陽射しもなく厳しい展開。落ち着くためにリグを作り直し、もう一度冷静に状況を分析する。水温はわずかだが上昇しつつある。エリアにバッティングする選手はいない。このままこのエリアで粘ることを決意する。そこから3連続、集中していないと見落としてしまいそうな50㎝×2四方程度のフローマットや流れてきたスタンプからバスがでてきた。一本を入れ替えて最終日は4955g。そのあとはキッカー狙いに走ったが、それ以上の入れ替えはできなかった。

意外ですね、と言われるが、実は今回の優勝は6年ぶりとなる。通算5勝目。A.O.Y.レースには参加しているが、ここ2年間は表彰台にも嫌われていたの本当にうれしかった。結果が伴わなければ何を言っても言い訳にしかならないのがトーナメントの世界。勝てたからというわけではないが、強さとなにか、改めてそれを私なりに意識することができた一試合だった。しかし大きな目標に向かってまだ第1戦が終わったばかり、このアドバンテージを生かすためにも次の試合に気合を入れて臨みたい。

最後になりましたが、今回のTOP50をお手伝いいただいたチャプター愛媛の皆さま、本当にありがとうございました。
このような素晴らしいフィールドでトーナメントを開催さててくださる地元の皆さま、
また私を応援してくださる全ての皆さまに心より感謝申し上げます。

小森嗣彦

Newライン G7 Strategic Finesseの紹介

小森嗣彦フルプロデュースライン
G7 Strategic Finesse いよいよ登場!!

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<StrategicFinesseというライン>

ストラテジックフィネス。このラインは文字通り戦略的な使い分けを可能にした最高級のフィネスラインだ。多くのアングラーは気づいていると思うが、ライトリグ、ベイトフィネス、ファーストムービング、カバーという4つのロケーションでそれぞれラインに求められる特性が微妙に違う。その微妙に違う特性はもちろんそれぞれの釣りに合った長所であるため、それを生かすことを最優先し、今回はまずライトリグラインにのみこだわって開発した。
ではどのようなラインがライトリグに適しているのか?まずは材質自体の絶対的な強さ。細いラインなので可能な限りの強度が当然求められる。素材は高品質のフロロカーボン。ナイロンやポリエステルの素材に対して比重があり、軽いルアーを誘導しやすい。また、吸水性が低く、伸びにくいため感度が高く耐久性もある。屈折率も低く、水の中で見えにくい。そしてなによりも耐摩耗性が高いこと。これはラインブレイクを防ぐのに最も重要な点である。細くなればなるほどラインについた傷は致命傷になる。さらにライトリグを高い次元で扱うために求められることはラインの直進性。直進性は飛距離を求めるのにもトラブルの元を断つのにも重要で、ルアーの操作性も高まる。その直進性や感度、そして最も重要な耐摩耗性は全て硬さに由来するものだ。その長所をさらに高めたラインがライトリグには適している。もちろん扱いやすさはしなやかさに由来するが、しかしラインは細くなるほどしなやかである。クオリティーの高いラインはワンランク細いラインを使える。
様々なサンプルの中から実質的な強度、フィールドで感じる扱いやすさなどを体感しながら選び出したプロトラインをさらに理想に近づけるように加工していく、そうして完成したライン、StrategicFinesseはそれだけではない。使い方にあった扱いやすい太さが細分化されていることも重要なポイントだ。(理由は下の「ラインについて」で)
今回は2LB+、2.5LB、3LB JUST、3LB+、3.5LB、4LB、4.5LBの7ラインナップを細分化した。2LB+は主に桧原湖やクリアウオーターでのサイトフィッシング用、それで少し不安のあるときは2.5LBを使い分ける。3JUSTは0.8号0.148mmの標準糸径だが、亀山ダムのような立ち木が多いロケーションでボトムをしっかりとった釣りをするのなら3LB+を使い分ける。通常3LBと言われているフィールドでもオカッパリなら3LB+にする。これは簡単な例だが、このように自分のフィールドや戦略にあった強さのラインが必ず見つかるはずである。ラインの品質はもちろん、細分化された強度でもそのリスク減らすことができ、また逆にわずかに細くすることで他に差をつけた効果につなげることもできるそれがStrategicFinesseだ。
世の中にルアー用のラインはたくさんある。当然すばらしいラインもある。現時点での、これまでの釣り人生の中で一番いいラインでなければわざわざ世に出す意味はない。今回のライン開発にはそのような思いで携わってきた。

 

品番 規格(LB) 実測強度(lb) 糸径(mm) 直線強度(kg) 伸度(%) 価格(円)
G-3121-F 2+LB 2.9LB 0.117mm 1.31 28±2% オープン価格
G-3125-F 2.5LB 3.6LB 0.128mm 1.62 28±2% オープン価格
G-3130-F 3LB 4.6LB 0.148mm 2.07 28±2% オープン価格
G-3131-F 3+LB 5.0LB 0.156mm 2.25 28±2% オープン価格
G-3135-F 3.5LB 5.4LB 0.165mm 2.43 28±2% オープン価格
G-3140-F 4LB 6.1LB 0.175mm 2.75 28±2% オープン価格
G-3145-F 4.5LB 6.7LB 0.185mm 3.02 28±2% オープン価格

<ラインについての話①>OLYMPUS DIGITAL CAMERA

良いラインのというのは使う人の好みによっても変わってくるだろう。例えば硬いラインは表面の強さがあり、根擦れや歯擦れで傷みにくく、伸びにくいため感度もアップする。逆に軟らかいラインはしなやかで使いやすく、巻癖がつきにくいため撚れが気になりにくいという人もいる。視認性を求めてカラーリングされたラインを好む人もいれば、フィッシングプレッシャーを避けるためそれを嫌う人もいる。あるいはクオリティは落ちるがコストパフォーマンスに優れたラインはそれはそれで人によっては良いラインとも言えるだろう。品質が良くても耐久性のないラインはコストパフォーマンスを求めるユーザーに良いラインとはいえない。
私にとっての良いラインとは、やはりトーナメントでのパフォーマンスを第一に考える。それはもちろん細くて強いことだが、重視すべき点は製品ムラのなさ、耐摩耗性の高さ、直線強度の順に挙げられる。直線強度は言うまでもないだろう。ライン自体の品質の問題でもある。製品ムラを一番に挙げた理由は、ここで切れるという負荷を知っていれば、ドラグなりロッドワークなりで多少耐えれるし、限界に近いなら糸を太くすればいいだけで、これが毎回違う負荷で切れられてはたまらない。実際、ラインは全ての部分が同じ太さではない。しかし、そのばらつきが限りなく少ないほうがいいということだ。
耐磨耗性は言うまでもない。アングラーならば誰もが細い糸の方が魚に口を使わせやすいことを知っている。しかし細くすればもちろんラインブレイクの危険性も高まる。ただ、ある程度は魚の大きさを考慮してラインを選択しているので、ラインブレイクが直線強度の限界で起こるケースは極めてまれともいえるだろう。私の場合、一年間に起こるほとんどのラインブレイクは、ラインがストラクチャーに擦れたりバスの歯に当たったり、他の原因でラインが傷がついた部分から起こる。こういったことを防ぐために耐摩耗性の高さは重要で、細いラインならなお更で強化するポイントでもある。
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<ラインについての話②>

ラインには太さと号数、LBなどが表示されている。これはどういったシーンでそのラインを使うのか選択する基準とては勝手が良いし、多くのアングラーの中で浸透している数値だろう。しかしこの数値、同じポンド表記でも実際にはメーカーやブランドによって太さも強さが違うのだ。(もっともポンド表記はポンドクラスとポンドテストという2つの基準があり、ポンドクラスでは表示された数値で絶対破断するという意味で、ポンドテストはその数値では破断しない、つまり実測の数値とは異なる数値を示している。ポンドクラスのラインはIGFAなどの規格に合わせたもので、最近はほとんどの商品がポンドテストであることが多い。)
号数と標準直径は日本釣用品工業会が定めた標準規格がある。この規格では0.8号で0.148mm、だが、すべてのラインがこの規格ぴったりというわけではなく、これもメーカーやブランドによって多少バラつきもある。他にもラインには素材自体の強さを表したデニール(9000mあたりのg)という数値であったり、直線強度の他に結束強度や、伸度といった数値も存在し、どのラインが強いのかというのを数値で単純に比べるのは安易ではない。体感は特に先に述べたようにラインブレイクの要素とも関わるので、同じ号数でも細くて強いラインが最強と感じるわけでもないし、実際の印象では細いラインと太いライン、それを手渡されたら太いほうが強いと感じる方がほとんどだろうが、太いラインほど強いという漠然としたイメージも知れば知るほど覆される。ではどういうラインがいいのか?ワンランク細くても安心して使える強さと、使い方にあった扱いやすい太さが細分化されていることであると私は考えた。
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<なぜラインシステムを選んだか>

私は2015年度からラインメーカーをラインシステムに移籍し、G7で新しいラインの開発に携わってきた。ラインシステムという会社はバスフィッシングの方ではまだ馴染みが少ないかもしれないが、様々な魚種で、特にヘラブナや海釣りのジャンルでは多くのシェアをとっており、高い実績のあるラインメーカーだ。ラインに関する多くのノウハウも持っているし、広い範囲のジャンルで多くのラインを扱っているため、新しいラインを考えるのにその中から様々なものをセレクトしてテストができるというメリットもあった。また規格をしっかりとまもれており、品質管理も徹底している。既に発売されていたG7トーナメントジーンというラインもかなり優れた高品質ラインだ。私が考える「良いライン」の筆頭に上げた製品ムラのなさはもちろん問題なくクリアできる。そして何よりも今回は新しいラインの開発。トーナメンターとして自分の考える最強のラインが使いたい、それを全面的にバックアップしてくれるこのラインシステムを選んだ。

ラインシステムのホームページhttp://www.linesystem.jp
にはラインの結び方なども細かく掲載されている。バスフィッシング専用ブランドがG7 http://g7-bass.jp/になる。

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2015 Basser Allstar Classic

Basserオールスター号が発売されました。今回の連載「小森ノート」は自分のオールスターを振り返ってと、上位のプレスアングラーノートを見て、違った角度から自分のオールスターを分析してみました。かなり濃い内容になっていますので、ぜひご覧ください。なので、ここで大きく振り返ることもないと思いますので、今回は知人に撮っていただいた写真でオールスターを振り返ります。received_809930569119600
こんなスタートシーンが観れるのはオールスターだけ!! 

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プラクティスで釣ったビッグフィッシュ3連発。北浦、北利根、利根川。レッグワーム2.9ダウンショット、ナックル(改)、モコリークローテキサス。全て1500UP。他にもこのサイズクラスをいっぱい釣った。

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スタート前の1コマ。

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ウエイインロード。いわゆる花道。入場曲どうします?プレスアングラーの小野さんに本部から連絡があったのは試合中(笑)。まさか湖上で釣り以外のことを考えるとは思いもしませんでしたが、これで緊張感がほぐれました。私的にはプレスアングレーあってのオールスターです。試合中、一緒に一喜一憂してくれる心強いパートナーです。毎年良い方にめぐり合えています。
入場曲はもちろんZebraHead。

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せめて二日目、もう1本欲しかった…

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今年は4位。終わってみれば今年も表彰台。いい魚を2本もミスし、勝てそうでそうそう勝てないオールスター。優勝争いができている、そういう魚を見つけている、あるいは試合中にたどり着いた、そういう選手は他にもたくさんいるであろう。その中から一人しか優勝者は生まれない。それがトーナメントだ。だからこそ勝利の喜びも、勝者への賞賛も大きい。そのとき一番、勝利の女神に愛された人が勝つのだ。
20年近く最前線でトーナメントをやっているからこそ言えることがある。勝負の世界には実力や運を超える何かがある。もちろん釣りの技術やルアーも性能を超えた何かだ。しかしそれはいつも見えているようで見えていない。そんなことを実感したオールスターだった。

 

 

TOP50最終戦

タイトルの奪回、それを目標にしてきたこの一年、4戦までに少しポイントが離れてしまったが、その可能性を信じた最終戦までに道のり。プラクティスは存分にできた。試合に集中もできた。しかし結果は一歩及ばず・・・。最終戦は10位、総合ランキングは2位で今年のTOP50シリーズは終了した。まず初めに応援を下さった、たくさんの皆様へお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
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シリーズタイトル。この大きさはここで言うまでもないが、今年もこれを目指して戦ってきた。年間5戦×3日間、毎戦変わる湖、それを配慮したポイント制、運の要素が大きい釣りという競技で、運の要素を限りなく排除したこのフォーマットは本当にその一年、強い選手が一人しか獲ることができない。興味のないふりをする選手はいても、これを手にしたくない選手などいないだろう。負けず嫌いのトーナメンター達にとって、強さの証明そのものなのだから。そして、その可能性の残された最終戦は、もちろん悔いなく戦えるように可能な限りプラクティスに出船した。このシリーズは一戦ごとに割り当てられる60ポイント×5の300P満点で総合成績が決まる。最終戦前の私の順位は3位。トップとは31P差。トップの五十嵐選手が予選を通過してしまえば終了なのだが、ここまで4試合での点数が227P。これは少し高すぎる。ここ近年は高得点化しているが、タイトルに必要なシリーズポイントは5戦で250点前後と考えていい。自分が196Pだったので表彰台に絡めば届かなくはない。そう信じた。

空いている日程全て、キャンセルできるスケジュール全てを無理やりプラクティスに当てたため、そのために周囲の方々には多大な迷惑を掛けた。それを許して支えてくれた友人や周りの方々、ガイドのゲストさん、スポンサーメーカーのありがたさをこの最終戦で痛感した。自分の持っている環境のありがたさ、大切さを今改めて誇りに思う。私のみならず、特殊な環境の選手を除いてはトーナメントを戦い続けるには時間、もしくは資金という問題がいつも直面する。それが作れず夢をあきらめる選手も大勢いる。毎戦勝てる保証などないトーナメントにそれらを全面投資したのでは、もちろん無理は生じるので折り合いはつける必要がある。しかし下位になればなるほど、投資もしにくくなり、試合のための練習が減るという悪循環を起こすし、上位になったからといってそれらが振って沸いてくることも、一時的にはあっても継続してはない。戦う環境を作っていくこと。つまり戦いはそこから始まっているのだ。だが、環境が整えば当然、そこに関わってる方々の期待も大きくなるし、自分に対するプレッシャーも大きくなる。それに答えるにはやはり結果しかない。

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プラクティスのタックル。可能性のあることはとことん試すのでロッドが多い。

話を最終戦に戻す。この試合、無理を言ってプラクティス三昧にした以上は下手はできない。そう思って取り組んだプラクティスでは面白いようにバスが釣れた。
2週間前までのプリプラクティス時は少し減水気味の霞ヶ浦水系。夏の要素から秋に移行しつつある季節の過渡期で、バスはフォールよりもスローな横の動きに反応がよかった。狙ったのは魚探にワカサギが多く映る水深2~3m前後の杭やオダなどの高さのあるストラクチャー。ルアーはようやくプロトがあがってきたレッグワーム2.9のダウンショット3.5g。リーダーは20cmくらい。このワームの特性や使い分けはまた後日に詳しく紹介したいが、とにかく良く釣れた。1500gクラスが毎日二桁近く釣れる、ここはどこの湖か錯覚をおこすような釣果だった。キーパーもDeepX100でチョコレート護岸を引いていれば400~600gがイージーに獲れ、これらを試合で使いやすいようにプランニングしていく作業を行った。多少水が増えても、荒れても、冷え込んでも釣れていたので大増水さえなければいける、と思っていた。
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プラクティスではこのサイズが何本も釣れた。

そして2週間後の試合を待ったのだが、そのオフリミット中、茨城県や宮城県に大きな被害をもたらした未曾有の大雨が降った。一時は1m近く水位が上昇し、直前の公式プラクティス開始時も通常時より50~60cm高い水位であった。
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大雨翌々日の利根川の佐原付近。

増水だけは避けたかった。これは本音だ。2010年のBasserオールスター、そして2013のTOP50北浦戦。かつてプラクティスでいい思いをしたあとの増水は散々たる結果に終わっている。同じ轍は踏むまいと、ここはシンプルに対応することだけを考えた。直前プラクティス初日からプランは普段打てないようなアシのシャロー一本に絞り、直前の雨と天気予報で試合中も水位が上下していくことが予想されたので、その様子を見ながらプランを流動させていくという考え方にした。アシを打っていれば数は釣れる。DeepX100のパターンも生きている。DeepX100のためにスタンダードモデルのFC-64 MG-FM MGSというグラスロッドも投入した。リールもZPIに突貫でチューンを頼んだLT6を準備。しかしこれらの釣り方ではサイズが600gどまり。少し知っている一級スポットを撃てば700gまでは混ざるのだが、このままでは上位にはいけない。そしてプラクティス2日目にハードボトムが絡んだリーズでようやく1200gというクオリティーのあるバスを手にすることができた。ルアーはモコリークロー4gテキサスリグ。その一匹がこの試合の全ての始まりだった。
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直前プラでは荒れていてコンソールが中破した。体のダメージもでかい・・・

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DeepX100はこの水系はほんと良く釣れる。カラーはライジングワカサギ。

初日、朝一の外浪逆浦のポイントこそ不発だったが、外浪逆浦から霞ヶ浦本湖にかけてのシャローを流し続け、キーパーは難なくそろった。しかしサイズが思うより小さく、5本で2800g前後であった。当然多くの選手が増水=シャローの方程式をよみ、エリアのバッティングも多く、この時点でこの先は苦戦すると覚悟した。
水位が上がりだす正午ごろ、プラクティスで1200gをキャッチしたリーズに入る。リーズ前に垂れ下がった枯れた草に絡めて軽くスイミングさせると800gが水面近くで反転して食ってきた。そこから水面で泳がせることを意識してルアーを2.7gのパワーホグ3インチテキサスリグにチェンジ。続けて1000g。そこから同じような条件のエリアで1350g。それから700g。全て水面。食うところはばっちり見えた。サイズアップに苦しむ展開だろうと思っていたので、後のポイントは手をつけず、水面を意識したPOPーXなどで新たな可能性を模索しながら初日を終える。初日のウエイトは4350g。順位は5位。悪くない。

二日目もモコリークローとパワーホグのテキサスリグでキーパーを獲っていき、5本で2800gまではすぐにいった。流れが止まっていたので水位の上昇を待って昨日のリーズに入る。一回目は釣れなかったが、確信があったので何度も入り直した。4回目くらいだろうか。昨日より水位が高かったこともあり奥へ入れたとたん重みが伝わってきた。フッキングからやり取り。自分では無駄はなかったと思う。ロッドがたたない。昨日の1350gは優に超えた魚体が一瞬見える。このサイズはこの近距離戦でやり取りは危険だ。ロッドティップ近くまでロッドを突っ込んだ状態で巻き取り、ネットを水中に突っ込む。今までこのランディングではミスをしたことがない。だがこのキッカーフィッシュは無常にもフックアウトしてしまった。フックが曲がってい・・・。今年一年を象徴したようなシーンだった。ついてない。ライブウェルには400g台が2本残っていた。仮に昨日と同じ1350gだったとしても・・・。だが立ち止まってる暇はない。気分をとりなおしてレッグワーム2.9のDSで入れ替えを釣るが大してウエイトを伸ばせず失速してしまった。

最終日は曲げられたフックのサイズをかえた。アクションやフォールスピードが変わることも水槽でチェックし、イメージはできた。とにかくメインの魚でそろえればチャンスはまだあるのだ。しかしメインエリアにウエイクボート6台、先行のバスボートが5台。連休なので仕方がない。朝一から精神力が試された。それでも何とか900gを1本キャッチ。その後は引き波やカットインの連発で釣りにならなくなり、勝負をかけた。攻めなければ終わってしまう。チャンスは絶対にある。初日に使った霞ヶ浦のスポットへ走ったが、そこも他の選手とバッティング。でも諦めない。さらに新境地を求めて霞ヶ浦を走る回る。行ったことのないところも普段釣れないところも、今の水位と風向きで可能性を感じたところをチェックしていく。しかし手ごたえなく、無情にも時間だけが過ぎていった。11:00、帰路に着きながらポイントを回ることにした。メインエリアの近くの冠水植物前で再びそこそこの重みの伝わるいいバイトがあったが、これは一瞬ですっぽ抜け。フックオンもしていなかったのでは仕方ない。気を取り直し、北浦に帰り帰着15分前に750gを追加。その後、600gクラスをカバーから抜いた瞬間にフックアウト。そこでタイムアップとなった。練習や準備に悔いはない。そして立てた作戦も。ミス?なのかアンラッキーなのか、そういうものなのかわからないが、確実に優勝ウエイトをフッキングさせていただけに結果には悔いしか残らない。しかしこれもトーナメントなのだ。

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メインのルアー。上からレッグワーム2.9DS、DeepX100、モコリークロー、パワーホグ3のテキサスリグ。

V4は逃した。応援してくれた方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。 しかし最終戦まで煮え切らないシーズンだったが、そのことが私をまた成長させてくれたと信じている。まだポストシーズンにELITE5もBasserオールスタークラッシックもJBスーパーバスクラッシックも残っている。来年もある。必ずやこの借りは返したいと思っている。今年はシリーズを通して全戦にカメラが同船。DVDとして発売予定だ。4度目のタイトル奪回こそは逃したが、その戦いぶりを近いうちにご覧いただけると思う。安定感といわれる私だが、常に紙一重の展開で戦っている。その緊張感と、トーナメントにかけた情熱をぜひお楽しみ!!

タックルデータ
モコリークローテキサスリグ
ロッド:FSNC-67MH MGS FRONTIER
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:G7プロトライン12LB
ウエイト:スゴイシンカー4g

パワーホグ3テキサスリグ
ロッド:FSNC-67MH MGS FRONTIER
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:G7プロトライン12LB
ウエイト:2.7g

レッグワーム2.9ダウンショット
ロッド:FSNC-67MH MGS FRONTIER
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:G7プロトライン8LB
ウエイト:3.5g

Deep-X100
ロッド:FC-64 MG-FM MGS
リール:RevoLT6 ZPI NRC933PRO
ライン:G7プロトライン10LB
カラー:ライジングワカサギ

TOP50第4戦桧原湖

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駆け足で試合を消化している今年のTOP50シリーズもいよいよ大詰めの第4戦。開催地は私のもうひとつのホームレイク桧原湖。年間ランキングは3戦終了時点で3位。トップを走る五十嵐選手との差は17P。残りはこの桧原湖をあわせて2試合しかない。経験上、最終戦でポイント差15P以内、順位は3位以内につけていなければA.O.Y.への道は少し険しいものになってしまうという私の判断。すなわち、この試合はいわゆる勝負駆け。最低でもシングル、お立ち台に入らなくてはならないと気合を入れてプリプラクティスに臨んだ。

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プリプラクティスで徹底したのはマップ制作。リーフマスターを使って桧原湖をまず再把握した。写真は製作段階のマップなので抜けだらけだが、勝手知ったると思っていた桧原湖も再び碁盤の目のごとく15m幅くらいで魚探をかけまわれば、意外なものを多く発見できる。とにかく一にも二にも魚探がけが全て。そんなトーナメントの時代の流れは変わってもいるが、私のアプローチはこれなのだ。計5日、延べ30時間の魚探がけを行った。この作業は正直言って半端ではない。竿を振っていないので焦りが生まれる。それと腰痛、膝痛。結果を信じてやるしかなかった。

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今年は全戦にカメラが同船。桧原湖では毎年ライブウエルを満タンにすると、二人乗りではバスボートがプレーンしにくくなる。機動力を生かすために25Pのプロップを新調。大きな出費となったが、移動のストレスとタイムロスを軽減。ボートのメンテナンスも余念なく行った。ここから先の試合はつまらないトラブルで泣くわけにいかない。

桧原湖は梅雨が明けると湖の様相が大きく変わる。毎年6月中旬、スポーニングの最盛期を過ぎたくらいから梅雨に入る。この頃は表水温が18度くらい。当然多くのバスは4m以浅のシャローに多く、サイズもいい。同時にポストスポーンの魚が一気に沖に出る事もあり、ディープも日ムラはあるが釣れ始める。魚探にワカサギの群れも良く映るようになる。年にもよるがスポーニングがピークを過ぎると少し釣果が落ちる。プリプラクティスはちょうどそんな時期に当たった。
そしてさらに季節が進行し、水温が21度くらいになると大量のエビが1~3mのシャロー~5mまでのミドルレンジに現れる。赤土のバンクやウイード、ハンプなど。バスはチャンネル沿いにディープとシャローを行き来しているようで、ディープのワカサギ、ミドルシャローのエビ、二つのエサを追い求める。そして梅雨が明けるとシャローのバスはもっと水深の浅い虫パターンへと移行する。ディープとシャロー、極端に分かれるわけだ。
私の作戦ははなから梅雨が明けないのであればレンジに幅のありすぎるミドルシャローより、ワカサギを追えばいいディープを中心に、梅雨が明ければシャローとディープを使い分けるというものだった。当然シャローのほうがサイズがいいのでキッカーパターンとキーパーパターン、二つが明確になり戦略も立てやすい。

プリプラの時点で梅雨は明けないと確信した。オフリミット期間も梅雨前線の動きをチェックしていたが、晴れる可能性は低いと読んでいた。実際直前プラクティスの天気も雨。注視したのはディープ。直前の初日は釣り方が見つからず苦戦したが、二日目のプラクティスではディープで3800gまでウエイトをあげることができた。しかし不安はあった。トーナメント当日の天気予報は晴れ。それは太平洋に発生した3つの台風の影響だった。急激な天候の回復がどのような影響をもたらすのか?不安はよぎっていた。

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見事に晴れ渡った三日間。結論から言うとディープの戦略は裏目に出た。三日ともスタートから2時間はピーカン無風。最もサイズのいい9mラインは壊滅、6~7mで徐々にサイズアップを狙うしかなくなった。三日間ともその作戦からスタートした。

初日はキーパーをそろえたあと、バンクシャローで3本の入れ替え、3270gで19位につける。しかし上位陣は見事にハイウエイトだった。風のない朝の時間に危険を感じていたが、シャローのサイトフィッシングが決まった選手が多かったようだ。トータル順位がウエイトで決まる今年の新ルールでは大型のラージマウスバスがキモになることはわかっていたが、それを三日間のトータルウエイトでまかなえるディープ戦略だったのだが…。
二日目はキーパー取りに苦しんだが、それでもきっちりそろえて再びシャローへ。できるだけ人の撃っていないバンクレイダウンを選んでラージも頭に入れながら攻める。数本の入れ替えをすることができたが、キッカーに恵まれず3400g弱、予選通過順位14位で予選を終えた。
三日目は順位を落とさないよう、そして大逆転の可能性も捨てぬよう、二日目と同じ戦略で戦ったが、アンラッキーが二つあり、結局15位でフィニッシュとなった。

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桧原湖戦を終えてポイントランキングは3位と変わらず。しかしトップを走る五十嵐プロとは31Pと大きく離されてしまった。そして青木プロにも3P差で抜かれてしまった。今年はここまであまりパッとしない苦戦続きだが、何とか踏ん張りこの順位に留まっている。勝負がけのこの一戦でプレッシャーをかけるところにつけれなかったことがとても悔やまれるが、レースが終わるまであきらめるつもりは全くない。他力本願なところは否めないが、最終戦に奇跡を起こしたい。

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桧原湖のディープで活躍したのはレッグワームのノンソルカラー。そしてテール、レッグの部分を少しカットした「ッグワーム」。これのロングローダーDSで。使い方に若干のキモはあるが、投げてほっといても釣れる。レッグワームはラージ、スモール問わずしてやはり最高のワームだ。それから他に使ったのがガルプのベビーサーディン。これは2008年桧原湖戦のウイニングルアーだが、未だスモールには良く効く。シャローバンクには2ヤマセンコースモラバ+3ヤマセンコーカット4イモグラブノーシンカー。レイダウンにはすでに廃盤になって入手できないがバークレートーナメントクローラーの1.3gネコリグを使用した。

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トーナメント最終日のデッキ上タックル。ストレージにISLIDONETENのタックルがあったが、天気と三日目ということもあり、この日は出番がなかった。
メインのロッドはDSがFSNS-67SULS MGS V3 Reecaptureこのロッドでなければ捕れない魚はたくさんいただろう。私の中ではかなりスローテーパーなロッドで、超ソフトタッチなルアー操作ができ、のせる、バラさないというスモールマウスにはきわめて特化したロッドだ。スモラバやイモグラブはFSNS-60ULSⅡMGS Experience。こちらはDSで使うマス針より太い針を使うので掛けにいくバットパワーも必要としたためだ。ネコリグはFSNS-62LS MGS SATORI
スピニングリールは全て当然RevoSTUDIOUS。ライトラインを使うスモール戦はドラグの性能は=ミスの少なさにつながる。船団で自分が釣っているのを他の選手に気づかれないように、ドラグ音はで内容にチューンしてある。

そしてライン。今年からラインメーカーを移籍してラインシステム社でG7の新しいラインを開発している。そのプロトラインもかなり最終形に近づいてきている。フィネスな釣り、ライトラインに必要なのは何か?このことに関する経験値は誰よりも知っている自信はある。その中から生まれたこのラインで、今回はストレスもミスもなく安心して釣りをすることができた。使ったのはDSでは2LB相当のものがメイン。800gのスモールも余裕で取れる。もちろんリールの性能もある。途中で2.5LBで作ってきたタックルも投入したが、2.5LBだと、もうパワープレーに近いやり取りができ、カメラマンの方がそのやり取りの速さに驚いていた。スモラバとイモグラブには2.5LB、ネコリグには3LB+を使用した。

今回もたくさんの応援、ありがとうございました。心より感謝しております。最終戦、そしてポストシーズンのゲームもまだまだがんばります。更なる熱い応援よろしくお願いします。

 

 

 

TOP50第3戦旧吉野川

第2戦を終えてポイントランキングは7位。完全復活とはいえない今年の試合内容だが、折り返しの第3戦前の順位としては4度目の年間総合優勝(A.O.Y.)を狙える好位置といえよう。その第3戦は徳島県旧吉野川で開催された。

旧吉野川は遠賀川と並んで、今年のトレイルの中ではエリアの面積やフィールドコンディションにより釣りづらいフィールドに当たる。こういったフィールドでは最悪全く釣れないという展開も考えられる。この試合の最低目標は20位。これを下回ってしまうとおそらくA.O.Y.への道は閉ざされてしまうが、かといって守りきれるという保証もない。いかにここをクリアするか、今シーズンのまさにターニングポイントとなることは間違いなかった。

プリプラで判断したシーズナルはミッドスポーンからポストスポーニング。バスはスポーンエリアになるであろうワンド奥や消波ブロック、水門などのとても浅いところ溜まっているように思えた。これは誰でも見つけられる。バッティングは必至だろう。
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痩せているがサイズは長い。消波ブロック+水門ではこんな魚がイージーだった。

トーナメントは2週間後だ。水位が周期的に大きく変化する川なので、おそらくスポーンはだらだらと続いていくのであろうが、ポストスポーンのポジションに留まっている個体よりも、おそらく回復し、流れの当たるところでエサを追う個体のほうがコンディションも良く、これから多くなってくるはず、と思い、ワンド、シャロー、消波ブロック、水門のキーワードから外れるエリアに絞ったゲームを想定した。狙いは橋脚とリップラップ。コアユの群れも目視でき、かなり期待は高まっていた。プリプラのときにもこのパターンは存在し、日によっては6kg/5本を越える日もあった。
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橋脚やリップラップの魚はコンディションがいい。

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橋脚。定番中の定番だが、今回の試合の水の動きでは期待も高かった。

DSC_1292fリップラップ。これが釣れればバッティングを避けられる。

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テトラもこぼれているところでフィーディングを狙った。

 

釣り方もポストスポーンの個体と回復個体ではわかってくる。ポストスポーンは緩やかなフォールの釣りが中心なのに対し、回復個体は同じライトリグでもシンカーを重めにし、強く落とすほうが反応がよかった。

 

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ポスト狙いは基本カットテールノーシンカーとカバーに絡むところはモコリークローのテキサスリグ。サイトではコレ。レッグワームのネコリグ。

DSC_1375ベイトが絡めばポストも回復もトップウオーターへの反応はいい。試合中もかなりキャストしたドッグXクイックウオーカー。2回のチェイスのみで終わってしまったが、練習のときは3発キャッチできた。

 

直前のプラクティスで異変に気づいた。プリプラから想定していた回復系のバスからのレスポンスがないメインに使っていったのは私のマネーベイト、レッグワームのダウンショット2.7g。何よりもコレでチェックするのが一番早い。もしやプリプラ時と全く変わっていないのでは…。いやな予感がした。それでもリップラップから消波ブロック、水門などが絡むエリアではこの釣りでバイトが取れたので、水の動く試合中なら釣れる。そう信じてトーナメントを迎えた。
シーズンが変わっていないのであれば日に日に釣れる魚は減り、厳しい試合になるであろう。初日のスタート時は花粉症で完全にグロッキーになりながらも、こういった冷静な判断ができていた。初日のスタートダッシュ。これがもっとも重要であると。
そしてスタート。まずは開始速攻で橋脚で600gをキャッチ、それからテトラをモコリークローのテキサスで撃ち900g、テトラの岬状のこぼれで1300gをキャッチ。1本目と3本目は回復系の魚だった。このことが迷いを生んでしまった。そこからリップラップの誘惑に負け、永遠にバイトのない時間が続く。昼過ぎに4本目の600gをシャローカバーでキャッチしたにもかかわらず、終了間際までリップラップにこだわって展開してしまった。しかし終了間際、500gくらいの5本目がヒット。これは水面でフックアウトしてしまった。
初日は3380gで10位。結果から言えばスタートダッシュにかろうじて成功したと言えよう、しかし競技時間の7割を費やしたリップラップでは1匹のキーパーもキャッチすることができなかった上に、可能性という意味では捨てきれないようになってしまった。二日目は競技開始3時間後から急激に減水し水が流れる日だったので、そのカレントを待ち、開始3時間は捨ててポイントを守った。場所は初日に1300を釣ったスポット。カレントが発生し、11:00に待望のファーストフィッシュがヒットしたが、またもや水面でフックアウト。それから同じ場所やリップラップを永遠にやるがバイトを得ることができなかった。時折ポストスポーンのパターンに戻すも、強風のためうまくいかず、かろうじて14:00少し前に600g弱のバスを沈船でキャッチしたが、この一匹からは何も考えることができなかった。

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レッグワームのダウンショット。サーチベイトとして最も有効なリグ。

最強の武器が効かないのか効いてるのかわからない予選の二日間だった。初日かろうじてスタートダッシュができ、二日目のクラッシュをフォローすることができた。その予選通過順位は15位。あまり釣れない大会となったのでそれほどウエイトは離れていないのだが、メインのパターンは崩壊し、最終日にはもう何も残っていない。最終日にはもう新たな魚が供給される可能性は低いと見て、橋脚とリップラップはあまり撃たない、と決めた。それからポストのパターンをもう一度おさらいする、つまり浅いところをスローフォールで攻める釣りをもう一度やる。これが三日目の戦略だった。それでもかなり厳しい試合展開だった。永遠に何も起こらない時間が過ぎていく。沈黙が破られたのは終了1時間を切ってからだった。減水が始まり、浚渫のエッジ上に見え始めたウィードをカットテールで狙ってみるとすぐさま1300gがきた。続いて800gクラスが。そして終了間際に再び800g。ここまできたらもう2本、いやもう1本…それが出ないのが私がまだ本調子ではない証拠なのだが、しかしながら3本で2900g弱。順位を再び10位まで戻すことができ第3戦は終了した。

 

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一匹のバスから始まる連発。それがパターンフィッシングだと思う。

プリプラからイメージしてきたパターンが崩壊し、間違いを修正できない苦しい展開の試合だった。しかしこの順位は次の桧原湖戦につながる大きな結果だった。総合ポイントランキングは3位に浮上。1位とは17Pだが、追いつける数字ではある。ここまで3試合、苦しい試合展開であったり、チャンスをモノにできなかったり、ミスがあったりとアンラッキーな面も大きい。次の桧原湖戦こそ、いいことがあるだろうか。いやたとえまた苦しい試合になろうとも、前向きに、そしてできる限りの努力をして、頑張って戦いっていく。

 

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最後になりましたが、応援してくださった皆様、ありがとうございました。次は7/10~12、桧原湖で第4戦となります。また熱い応援よろしくお願いします。

Fantasista 10th Anniversary Model

Abu Garcia Fantasistaシリーズは発売からいよいよ10周年を迎えます。そのFantasistanシリーズの10周年を記念して、その集大成とも言うべきメモリアルロッドが発売されることとなりました。

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モデルは各ブランド1アイテムの全5アイテム。つまり私の開発するSTUDIOUSも1本のみFSNS-60ULS TZ LIMITED :EXPERIENCE(STUDIOUS)というモデルになります。60ULSⅡEXPERIENCEをさらに軽量化し、ガイド素材をトルザイト使用に変更、ガイドセッティングも変更したしたスペシャルなプレミアロッドです。

限定モデルなので各ロッドにシリアルナンバーが刻印されています。さらにオリジナルウォッチ、ステッカー、オリジナルメッシュロッドカバーなどもおまけについてくるという企画です。6月中旬ごろまでにお近くの釣具屋さんに注文をいれてもらえれば、かなりの確率で入手可能とのことですが、このロッドは初回限定生産のため発売後の追加生産は行いません。つまり今後二度と手に入らないスペシャルなロッドです。この機会を逃さなないようGETしてください!!

Fantasista STUDIOUS STANDUP

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この夏、Fantasista STUDIOUSシリーズからオカッパリに特化したラインナップ「STANDUP」シリーズが登場する。
私の釣りの原点は野池でのオカッパリ。ボートにのってトーナメントやガイドをしてバスプロ生活をもう17年送っているが、仕事としての部分を除けば、オカッパリだから、ボートフィッシングだから、トーナメントだからと区別することなく、釣りは総じて楽しいものなのだ。もともとはそこに垣根はなく、一匹のバスに出会える喜びは子供の頃からなんら変わってはいない。そのことを改めて発信したくて、最近はオカッパリに積極的に出ている。

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私のプロデュースしているSTUDIOUSシリーズはボートからのアプローチを前提にトーナメントに特化して考えられている。それでも全体的に調子がマイルド(表現的にわかりづらいかもしれないが、汎用性が高いというイメージ)に仕上がっているので、もちろんオカッパリなどにも流用可能なのだが、オカッパリ専用としては、もう少し飛距離が出せたり、いろんなルアーを扱えたりと求める点もないわけではないと考えていた。

競技の釣りを言い換えればサーキットでのレース。サーキットを走る車と公道を走る車が一緒である必要はない。レーシングカーを公道に持ってきても、持て余してしまうのみならず、逆にマイナスな面もあるだろう。公道を走るなら燃費や安全性、スペースの広さや静音声などをレーシングカーよりも追求しなくてはならない。製品の良し悪しは使う環境で決まり、性求められる性能も環境で変わる。こうしたことを踏まえて考えると、トーナメントロッドのほうがクオリティーが高いというわけでもないのだ。それはコストパフォーマンスの面でも同様だが、かといって廉価版のロッドではやはりパフォーマンスは上がらないし、モチベーションも上がらないだろう。

これらのことを念頭に置き、昨年から開発を進めてきたSTUDIOUS「STANDUP」シリーズはスピニングとベイト1本ずつの発売が予定されている。これらのロッドには先にも書いたオカッパリに特化した仕掛が施されている。
スピニングはライトリグ全般に使用できるULアクション。60ULSⅡの性能を生かしたまま、より主導権をもって魚とやり取りができるよう、また飛距離が出るように仕上げてある。
ベイトはミドルウエイトでの汎用性の高いMアクション。65M BEHAVIORと同じ長さだが、テーパーをレギュラー気味にし、より無茶をしても破損しにくいガイドセッティングとなっている。
この二本があればだいたいの釣りはできる。オカッパリ用に私が欲しいと思って作ったロッドだ。2本ともロッド全体のデザインやグリップなどの仕様は従来のSTUDIOUSシリーズとほ同様となっている。

①ベイトモデル
FSNC-65M-SF
Length:6.5ft.
LureWeit:1/4~1/2oz(7~14g)
Line:12~16LB

②スピニング
FSNS-62ULS-SF
Length:6.2ft.
LureWeit:1/16~3/16oz(1.8g~5g)
Line:3~8LB
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TOP50第2戦北浦

TOP50シリーズ第2戦の舞台は北浦。2009、2010と優勝した私にとってはホームレイクに等しいフィールドだ。しかしながらこの大会の時期に当たる4月末の経験値は2002年のマスターズ以来と極めて少ない。
2週間前のプリプラクティスは寒の戻りで4月にして雪が降るなど、風の強い日も多く順調と呼べるものではなかった。しかしながら釣れてくるバスは全てプリプリのナイスフィッシュ。葦や浅い杭でバイトがあり、早春のプリスポーンパターンであった。季節は必ず進行して状況は変わる。それは確実なのだが、だからといってもっと釣れるようになるのか?もしバスの多くが水路やドッグなど、トーナメント中に手を出すことのできないエリアでスポーニングに入ってしまったらかなり厳しい釣果も予想できる。2週間前に全てを予想し、何かを考えるのは正直不可能であった。直前でバスの状況を見極めエリアを絞る。広大なトーナメントエリアでそれをしなければならない。こういう時は迷いがあってはいけない。何かを捨てる勇気もいる。
そうして迎えた試合直前のプラクティス。春=アシ。この単純な公式を無視してプラクティスに臨んだ選手はいないであろう。もちろん私も葦に対する期待度は高かった。オフリミットの間に上下した水位も安定し始め、試合中には葦に魚が付き始める。そこで釣り勝つ武器が私にはあった。モコリークローのテキサスリグ。直前プラではチョコレート護岸で2本のアフターのバスをキャッチしただけだったが、このリグのスイミングで強烈なバイトを得ていた。この一本をヒントに戦略が決まった。
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メインにしたエリアは神宮橋~北利根エリア。北利根、常陸利根といったエリアは、本来は安定感があるがプレッシャーも高く、成績で団子から抜きに出にくく、通常ならなんとか凌ぐようなエリアなのだが、狙いたかった葦ゾーンが多く存在する。今回はこのエリアで凌ぐのではなく勝ちに行く、そう強く思った。気になるスポットやほかのパターンもあったが今回はこれで勝負することにした。

テキサスリグは4gのスゴイシンカー。モコリークローは4~6gで使用するのが最も簡単にパフォーマンスを発揮する。もちろん1.8gでも12gでも実績はあるが私はこのウエイトで使用するのが一番多い。フリーフォールで少しだけスパイラルし、テールが絡みつくようになるのがアクションのポイントだ。今回使ったスイミングテクニックは昨年のオールスターの時と同じで葦から少し離したところで口を使わせる。まだカスミ戦が残っているので全ては書けないが、今回の試合でも証明したライトリグに釣り勝てる強烈なテクニックだ。この試合9割以上このリグをキャストし続けた。ライトリグのイメージが強い選手とよく書かれるが、その時ベストなスタイルに変化できるのが私の真のスタイルだ。でなければ3回もA.O.Y.は獲得できない。今のTOP50はライトリグだけでとか、自分の好きなスタイルでなど言って戦えるほど甘いとは思わない。その中で思考錯誤するからこそバスを効率よく釣るためのテクニックやルアーを新たに見出すことができ、真の強さを手に入れることができる。
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タックルはロッドが先月発売したばかりのFSNC-67MH MGS FRONTIER。絶妙なティップタッチと強烈なバットパワー、このロッドはまさにこの釣りのために開発したロッドと言っても過言ではない。リールはRevoLTX ZPI BFC930PRO。ショートディスタンスを4gのテキサスリグで撃っていくには12LBのフロロであってもラインは30mほどしか巻けないが私はベイトフィネス用のリールを使っている。今回はこのタックルで試合後は手首が動かなくなるほどピッチングを続けた。

試合展開は決して楽ではなかったが、初日はテキサスオンリーで11バイト7本キャッチ。入れ換えを2回行い4565gで7位。二日目はテキサスリグと一本はレッグワームのDSでキャッチし7バイトで4本キャッチ3428g、予選を5位で通過。3日目は5バイト2キャッチで総合10位で第2戦を終えた。ミスは仕方がない。バイトはとても小さく、ルアーがボトムについた瞬間やシンカーが向きを変える瞬間にくる。突然手前に走ることもあり、キャッチ率の低さは想定の範囲内だった。ただあと一本でも獲れていれば…悔しさは残る。最終日は少し展開に恵まれないシーンもあったが、しかしトーナメントにタラもレバもない。けっかを受け止めて次しかないのだ。年間順位も7位と射程圏内につけている。

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なお今回も初戦に引き続き全戦カメラが同船している。DVDとしてこの戦いも公開されることとなる。かなり熱いと思うのでぜひお楽しみに!!最後になりましたが、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。次は旧吉野川、ここからが私の得意なシーズン。次はやるぜ!!

 

 

 

 

 

Megabass限定カラー

DEEP-X100、SHADING-X、X-70、BABY X-PLOSEの4種類のルアーに、この春限定で新しいカラーが加わります。そのカラーは下の写真の3色。ライジングワカサギ、ゴーストシャッド、クリアオレンジ
ライジングワカサギはナチュラルとアピールを一体にしたカラーで、私の2012Basserオールスタークラッシックでのウイニングカラー(SHADING-X)でもあります。水系を問わずよく釣れます。
ゴーストシャッドはSHADING-X75のみにで発売されたカラーで、実はこれは元々私の特注カラー。あらゆるルアーをこのカラーに塗ってもらったことがあります。とにかくローライトや少し濁ったときなどに強いです。BABY X-PLOSEやSHADING-Xでは特に外せませんね。
クリアオレンジはコアな亀山ロコならお分かりですよね?そうです、あのカラーです。ワンテンJr.にGLXトネキンというスペシャルに釣れるカラーがあるのですが、そのGLXトネキンに代表されるとにかく春先に強いオレンジに、ナチュラルさを組み合わせたスペシャルカラーです。

どれも個人的には実績があり、持っていたら必ずいいことのあるカラーなので、この機会にぜひ試してみてください。(限定発売なので、次いつ手に入るかわかりません。)

DSC_111k1上からライジングワカサギ、ゴーストシャッド、クリアオレンジ

Fantasista STUDIOUS FSNC-67MH MGS FRONTIER

ライトリグのイメージが先行しがだが、テキサスリグ、ヘビーダウンショット、バックスライドノーシンカーなど、私のフィッシングスタイルの3割を占めるカバーの釣り。もちろんトーナメントでもこれで戦略を組むことも多々ある。今までSTUDIOUSのラインナップにはフリッピング用80H(Eight)を除き、汎用性のあるカバーロッドは存在しなかった。その間はプロトのモデルで戦っていたが、調子であったり、ガイドセッティングであったり、パワーであったり、自重であったりと製品として満足のいくものが見つからず、発売を見送ってきた経緯があった。その開発段階であった「 FSNC-67MH MGS FRONTIER(フロンティア)」が1本目のプロトタイプから5年、満を持して発売された。

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2014年Basserオールスター時のデッキ上のロッド。65Mビヘイビア×2、63LSスリー×2、67MHフロンティア×2のラインナップ。右奥に60ULSⅡエクスペリエンス、62LSサトリ、巻物用65MビヘイビアとスタンダードのFC65M。

このロッドはカバーといっても超ヘビーカバーではなく、スペックにある8~16LBラインを使用するようなカバー、例えばアシ撃ちやアシ前にある柳のような木、水面に張り出した枝程度のレイダウン、杭、リザーバーの浮きゴミ、ウィードなどをライトカバー的なものを想定している。小さなスポットを逃さず、微妙なタッチでリグを操るための操作性は不可欠で、そのため長すぎないレングス6.7ft.で完成させた。ガイドセッティングもピッチングキャストがしやすい数と大きさを選びんでいる。


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これも2014basserオールスターの1コマ。杭+枝はこのロッドの真骨頂。

もちろん想定以上のカバーに耐えうる頑丈さも持っている。強度に関しては琵琶湖専用に開発された国保プロのFantasista X-Graiveに採用されている中弾性カーボンの使用をヒントさせてもらった。カバーの質にあわせた汎用性、そして絶対に欠かせないビッグバスを引きずり出すパワー、それらを兼ね備えたトーナメントで勝つためのロッド。「FRONTIER」は釣行の新境地(フロンティア)を開拓する。

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2014basserオールスター初日のキッカーフィッシュ。 FSNC-67MH MGS FRONTIERで4gモコリークローのテキサスリグを使用。

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最終テスト段階で引き抜いた1300gのバス。

スペックは以下のとおり

Fantasista STUDIOUS
FSNC-67MH MGS FRONTIER(フロンティア)(ワンピースベイトロッド)
長さ:6’7”/199cm(仕様199.5cm) 自重:119g 先径:1.80mm 元径:10mm
適合ルアーウエイト:3/16oz~1/2oz 適合ライン:8~16LB
パワー:MH(ミディアムヘビー)テーパー:RF(レギュラーファーストテーパー)
定価:¥49,900

ピュアフィッシングジャパンHP

TOP50第1戦遠賀川

今年もJB TOP50が開幕した。開幕戦は私にとっての鬼門、遠賀川戦。霞ヶ浦水系に似たマッディシャローリバーで、特に苦手なタイプのフィールドではないはずだが、2001年のクラッシック以来、かれこれ13年と少し入賞をしていない。どころか2006年は初のタイトルへのチャンスもこの川で散り、バスのいるところ、釣り方を見つけていても、信じられないくらいのミスを連発したりなんてのも毎回のごとくであった。とくに酷かったのが2010年のエリート5で、2日間、リミット10本のバスに対し、13回のフックアウト、ウエイインに持ち込めたのは小さいほうから6本で最下位意。この試合はリミットメイクができていればという展開だっただけに、まさに勝てる試合すら負けに変わる相性の悪さだった。
ただ正直、今回は少し自信があった。遠賀川の食わせのリズム、バスの特性など、あらゆることを考え直し、少し形になるものがプラクティスで見えていたからだ。私が得意とする霞ヶ浦水系とはバスの性格が違う、ポジションが違う、川といえども旧吉野川や利根川とは流れが違う。ヒントはそんなところにあった。
トーナメントで実践したのは春なのでまずは巻物。使ったのはSHADING-X55、75、Deep-X100、200の4つとハスの多いところではマイキーも投げた。Deep-X100はグラスロッドで使用。この時期は掛かりが甘い上に魚があまり暴れないこともあるため、柔らかいグラスロッドが必要だ。

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左から順に
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-65M MGS BEHVIRE
リールRevo LT NRC923M PRO

ロッド:ハンティングシャフトスペシャル HSSC-60FFM
リールRevo LT NRC923M PRO

ロッド:Fantasista FC-65ML MGS
リールRevo LT NRC923M PRO

ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNS-62LS MGS SATORI
リール:Revo STUDIOUS

食わせの釣りには今回はカットテールの4インチが主力。本当に良く釣れるワームだ。このワームの真のポテンシャルはトーナメント翌日上流エリアでG7の動画撮影を行った際、52cm3kg近いバスをキャッチしたことでも感じたが、レッグワーム同様、魚のサイズを選ばないところにある。今回はノーシンカーと0.9g、1.3g、1.8g、2.5gのそれぞれネイルリグをマスバリのワッキーがけで使用した。フックはそれぞれのリグにより変えたが、これといった絶対なものがまだないのであえて紹介はしない。

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ロッドはほぼFantasista STUDIOUS FSS-60ULSを使用。今回は動かさないメソッドだったので前作の少し重たいものをあえて使用した。リールは当然Revo STUDIOUS。
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試合翌日、上流での1本。ロッドはFSS-60ULSⅡ MGS Exprience。ラインは開発中のフィネスライン3.5LB。

 初日の朝イチはスタートが悪く、動きを間違え水温の低い上流へ行ってしまった。しかし昼前から選んだポイントはまさに今試合のもっともホットなスポットだった。狙ったのは中流の沖のハードボトム。水深は1m以内。そこに水温が上がった時間にさしてくるやつを狙った。風があったりローライトであったり、スポットの広いところは巻物、水温の低い時間は少し下までDeep-X200やフットボールも投入した。それはど数は釣れないと思っていたので耐えて魚を待つ。今回はこれが自分のキーワードだった。
そうしていると初日は13:00ごろ待望の初バイトがきた。しかし不運にもすぐにフックアウトしてしまう。ミスは少し頭に置いていたので引きずらずいたのだが、その30分後、今度は強烈なバイトでラインが鳴り走る、しかしすぐさまラインブレイク。鬼門本領発揮。岩に擦れていたのだろう。その後も終了間際に再びミス。初日は屈辱のノーフィッシュで終わってしまった。

私にとって今シーズンは始まったばかり、メンタルの崩壊などありえない。バイトを待ち、今度は釣り上げる、そしてリズムをつかむ。ただそれだけのこと。初日の結果は仕方がない。それもトーナメント、ただ悪い事もあればいい事もある。
2日目は風がなく、ライトリグをノーシンカーにスイッチした。元々これが一番やりたかったのだが、初日は風が強く、やりにくかったのでネイルシンカーを入れたリグにしたいた。この日はファーストバイトをモノにしたから好展開。11:00ごろからポツポツとバスがさしてきてリミットメイク。単日2位、予選を19位で通過した。
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2日目にさしてきたバスはキッカーが入らなかった。太ってはいるが♂ばかりで不安は残った。

今年は予選までが従来のポイント+総重量ポイント制で、決勝は3日間のトータルウエイトで順位が決められる。私は19位で予選を通過したのだが、ウエイトでは実質12位ということになる。従来のポイント+総重量ポイント制は競技の上では実に公平で結果に忠実な採点方法だが、明快でないため優勝者が最後までわからず、ウエイインが盛り上がらないという嫌いがあった。またポイントは単日でも0があると優勝の目はない。しかし新ルールでは最終日にドカンと逆転優勝もあるのだ。もちろんそれを狙うのがトーナメンターとして筋だろう。だが私は競技者として、どんな競技でもルールは選手が良し悪しを言うべきでないと日頃から思っているが、ルールを熟知して、いかに有利にとらえられるかは重要だと思っている。逆転優勝も狙えるということは仮に10位くらいで予選を通過しても30位まで落ちる可能性があるわけだから、3日目のプランはより知的に戦略的にならなければならなくなったのだ。
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遠賀川戦のデータ。これだけの情報を頭につめて戦う。当然試合が終わったらリセットしないとその次のデータが入らない。

3日目は朝から水温が高く、水温上昇などの変化がなかったからか、ローライトが続いたからか、または北風が強まったからか、プレッシャーからか、シャローへのバスの供給が途絶え、朝イチなんとかフィーディングのやつを一匹釣ることができたのみだった。しかし苦戦したのは他の選手も同じだろう。結果は総合13位と本当に久しぶりの遠賀川戦入賞で開幕戦を終えた。
なお今年は全戦カメラが同船している。おそらくDVDとしてこの戦いが公開されることとなる。この試合の天国と地獄もご覧いただけることになると思う。

最後になりましたが、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。次は北浦戦、今年はやるぜ‼

 

大掃除の余談

年末に毎年恒例の釣り部屋の大掃除を敢行した。モノがあまり捨てられない私の性格上、年々釣り部屋の足の踏み場は少なくなっている。その釣具の中でもっとも大きい体積を占めているのがワーム類だ。287×435×170のコンテナが実に45個はある。その2/3は現役で使っているものであったり、そのストックだあったりするのだが、残りの1/3はもうほとんど使わないものだ。使わないといっても再びトレンドがくるかもしれないし、新たなフィールドや海外などに行くときに使うかもしれないとストックしてある。しかし、いかんせん総量が膨大なため、シーズン中はごちゃごちゃになって必要なものが必要なときに見つからないことがある。そうならないように、それを少しずつ整理してシーズン中に使いやすくしておくのが冬の間の作業、つまり大掃除ということになる。
そうして古いワームなどを整理していると、古いアルバムの整理同様、懐かしくなって思い出にふけったりしてしまう。そこで今回は昔のワームと思い出を少し紹介しよう。

DSC_0762tトーナメントワーム

まずはこのワーム。私が始めてワームというものを目にしたのはこれだった。ダイエーの5階にある釣具屋でバラ売り1本100円で売られていた。バス釣りを始めたのが小学5年生。当時の私にとって100円は結構高い金額だったのでそれほど持っていなかった。ちなみに中学にあがるまでこのワーム以外は見たこともない。カラーは色々あったが長さは8と6インチくらいのものしかなかったと思う。5gくらいのテキサスリグのずる引きしか使い方も知らなかったが、アワセを知らなかったのでワームでバスを釣るまでだいぶ時間がかかってしまった。その後、ヒシモの上をフロッグのように這わせてやる使い方をみつけ、それでよく釣れた。このころのフィールドは神戸市西区の野池ばかり。野池には少しデカかったかもしれない。タックルはスピニングだった。

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ジェリーワーム

中学生になり、ベイトタックルも手に入れ、トーナメントワームの次に手に入れたワームがこのジュリーワーム。見てのとおりカーリーテールなので、引っ張るとテールが動く。海釣りで使う噛み潰しシンカーを少し手前につけたつけたノーシンカー?で中層をゆっくり引っ張る使い方を見つけ、よく釣れた。今で言うスプリットショットリグの中層引きだが当時はそんな小洒落た名前は知りもしなかったのでガン玉リグと呼んでいた。アシや杭などの縦ストラクチャー、当時よく通っていた河川の流れに乗せてドリフトさせて使った。

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名称不明

高校生の頃、よく使っていたワーム。名前も思い出せない。トーナメントワームに代わり、野池でテキサスリグにしてよく釣れた。コアカラーというカラーリングが他にはなく、とても気に入っていたので大事に使っていた。小さなシルエットで大きな波動、当時はそこまで考えていたかな?他にも使っていたワームはたくさんあったのだが、神戸時代、思い出に残っていて今回発掘されたのはこの3種類。ちなみのこの頃はバス用フックは大きなストレートフックと少し曲がったオフセットの出来損ないみたいなのしかなかった。それをワームが回らないようにうまくセットしたり、切れてなくならないようになど色々と工夫をした。釣具屋も少なく、自由に使えるお金もほとんどなかった高校生までの間、手に入るわずかな道具を工夫して使っていたことはのちのち大きな財産になったと思う。

 

DSC_0762sスライダーワーム

値段も安く良く釣れた大学生時代の思い出はこのワーム。気に入って使っていたカラーはやはりこのコアカラー。この頃は霞水系のオカッパリや印旛沼、千葉のリザーバーでのオカッパリなどが中心。今から20年位前になる。亀山ダムに通いだしたのもこの頃だ。スライダーワームの使い方はスライダーヘッドというジグヘッドもあったが、やはりガン玉リグ。PEラインをウキ代わりにして中層とボトムを釣る釣り方は今の自分のライトリグの基本を作っている。しかしその釣りを今やれといわれてもたぶんできない。当時は出たばかりのPEはタコ糸のように柔らかかったからできた。フックはストレートの#1のオフセットがけ。


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フレアースラッガー、バブルシュリンプ

この2種類のワームもやはりガン玉リグで使用。この頃にはさすがにスプリットショットと呼んでいた。0.9gのショートスプリットショット。この頃から釣り場は人が多く、そのため狙いが小場所になってしまうので、ワームが小型になりだした。使用していたフックはストレートフックのオフセットがけ。この頃にはオフセットフックが一般的になり、その後はオフセットのジグヘッドもでたので、それを使用していた。ダウンショットもネコリグも、もちろんジグヘッドワッキーもスモラバも試した人はいただろうが、世の中にはなかった時代。インターネットも携帯も同じ。情報はそれほど入ってこない。自分の見つけたこのガン玉リグこそがフィネス最強と思い込み、プロトーナメントに出てみようと思った。その勘違いが後にV3まで行くとは…勘違いはしてみるものかも知れないが、当然この釣り方はそうやすやすと通用しなかった。

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ゲーリーグラブ

大学生の頃、ゲーリーグラブは当然もう有名だった。つれるルアーの代名詞だった。一緒につりに行く友人も必ず4グラブのスプリットショットでどんな状況でも釣っていたが、私はみんなが使っているということでかたくなにゲーリーグラブを使わなかった。今思えば愚かなことだ。しかしプロトーナメントにでてすぐの頃、自分の釣りがまったく通用しないと思い知ったとき、素直にこのゲーリーグラブの使い方を練習して覚えた。私の覚えた使い方はテキサスリグにしてただ巻くだけ。しかしそれだけ釣れた。そしてJB韓国シリーズで表彰台に立った。そのころから私のワームはゲーリーワームがメインになってくる。みんなが良いというものはやはり良いのだ。ちなみにカラーは原色がわからないほど日焼けさせて使っていた。やはり人とは少しでも違う、というところにこだわっていた自分もいた。

とまあこんな具合に思い出にふけってしまった大掃除となったが、まだまだ思い出の品々があるので、機会があったらまた紹介したい。レッグワームにいたるまでのフィネスの軌跡とかプラグ編なんかも面白い間も知れない。しかし部屋は思った以上に片付かなかった。

 

12月亀山ダムガイド総括

この時期の私のガイドはディープがメインになる。レッグワームの使い方をマスターしたいというゲストさんからの要望も多いし、私もその釣りを案内したい。地形を把握しながらボトムをしっかり取り、バイトからフッキングまでも技術を要するディープの釣りとレッグワームのダウンショットは、どのフィールドでも役に立ち知っていて損はないし、私のもっとも得意な釣りだからだ。
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秋口まで超クリアだった亀山ダム。そのため今年は比較的深いレンジまで早くバスが到達していた。私が11月末ごろメインにしていたレンジはディープではMAX13m。この水深でサイズこそ出ないが数が釣れていた。もちろんシャローもシャローフラットやオーバーハングなどで釣れていたし、5m前後のミドルレンジにもバスはいた。
そして12月に入り、状況は少しずつ変わってきた。シャローには相変わらずいいバスがいて、半ばまでは朝が暖かいとボイルなどもみられた。さらに雨の次の日などはガイドでは狙っていないがカバーでもいいサイズが出ていたようだ。しかし後半になるにつれ、シャローは徐々に釣果を聞かなくなった。ミドルレンジも少しずつ釣果は落ちていったがサイズがよく、月半ばまでは無視できない感じだった。しかしこちらは20日過ぎると白鳥島より上流と中ノ島だけとエリアを選ぶようになってしまった。
雨の日が続き少し濁ったためか、ディープの釣れる水深はメインは9~11mと、11月末に比べて少し浅くなってきた。こちらは月初めから日に日に安定感を増し、といってもこの時期なので片手釣果だが…冷え込む度に1kg近い、いいサイズも混ざってきだした。ワカサギらしきベイトの群れが6mより深いところにたまに映り、そういったエリアはいいバスが混ざる。それが映らなくてもバス単体の映像や違和感のある画像が魚探に映るところではバスが釣れた。ちなみに水温は12/5が14.2℃、12/6が13.2℃、12/9には12.5℃とこのころ一気に寒波の影響を受けて冷え込んだ。その後も冷え込み、12/20時点でついに朝の表水温が10℃を切った。
10℃を切ったあたりからは例年のとおり極端にバイトの数が減り、2ケタ釣果は望めなくなってきたが、レンジは絞りやすくなってきた。同じポイントでも日によって釣れたり釣れなかったり。釣果が日によってムラがあることはバスがまだ動いていることをあらわしており、越冬などという言葉は少し遠いと思う。
ディープでメインとしているポイントは以前にもDVDで紹介したところばかりで強い北風の直撃を避けた吹き溜まり的なところやワンド入り口のフラット気味な硬いところだ。もちろんメインの釣り方はレッグワームのダウンショット。シンカーー2.7gでリーダーは長くても20cm以内。レッグワームのカラーは黒、ナチュラルシャッド、スモークプロブルーの3色が多かった。フックはオフセットフックSS#3。アクションはボトムを取ってシェイクしながらのズル引き。この釣り方はバイトの出方が独特で、後ろからつかまれたような一瞬重みを感じるショートバイトが多い。これは結構ロッドを選ぶバイトで、ロッドが硬いとコンというショートバイトで終わってしまい、逆に軟らかすぎるとバイトか根がかりだかわからない上に重みがわかりづらく、バスが外れた瞬間にブルンと感じるだけになってしまう。もちろん技術で対応もできるが、私のSTUDIOUS 60ULS,60ULSⅡExperiensはこのバイトを取ることに特化させて開発をしている。違和感的な重みをアクション中に感じたら、50cmほど引っ張ってやり、重みがついてきたら確実にあたりなので力強くあわせる。そしてそれと同時にリーリングを開始する。このときリールもハイギアのものほどフッキングは決まりやすく、あわせのストロークが足りないときも巻きあわせに対応できる。RevoSTUDIOUSは一巻きで80cmも巻き取れるハイギアだ。タックルの軽さも重み的なバイトを取るのには欠かせない要素だと思う。ラインの太さは基本3LB。糸よれ防止のためのスイベルはベイトのダウンショットにはいいが、スピニングタックルを使ったライトリグのこの釣りには使用をお勧めしない。昨年の冬、スイベルのあるなしでテストをした結果、ないほうが圧倒的にバイトが取れた。スイベルの重みや動きが食わせのときは少しマイナス要素になってしまうようだ。

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亀山ダムのディープはこれからの時期、タイミング次第では50UPが混ざってくることもある。例年の感じだとこの後は大雨や大雪でも降らない限り1月中旬、7℃前後の水温までこのような感じで釣ることができる。釣り方はレッグワームのダウンショットのほかに、シュリンプ3、ディトレーターの一点シェイク的な使い方、1/32ozスモールラバージグ、1/20ozジグヘッドなどが効くこともある。ディープ以外では過去に1/7、気温氷点下7℃、水温5.8℃で表層トゥイッチでも釣ったことがあるが、せっかくなのでこの時期はディープ攻略を目指すことをお勧めしたい。

67MH FRONTIER

STUDIOUSシリーズに来期新しく加わるアイテムを紹介しよう。それは関東のフィールドでは出番の多いライトテキサスやバックスライド、ヘビダンなどに適したライトカバーロッドだ。
今まで私のアイテムになかったジャンルでもあるが、必要なため開発はずいぶん前から行われてきた。軽くてシャープなライトカバーロッドを目指し、一度形ができたのはもう5年前。その後、新素材などが次々に登場し、2年前に再テスト、そして昨年に琵琶湖の国保プロが開発したX-GLAIVEのパワー、トルク、感度をバランスよく持ち合わせるためのアイデアを少しお借りして今の形に仕上がった。硬さからの使い方ではBEHAVIOURのひとつ上と考えてもらえればイメージがわかりやすいと思う。67MHというロッドはファンタジスタにはスタンダードモデルにすでにあり、今のFCシリーズにも存在している。これはこれでやはりライトカバーロッド的に使えるいいロッドで、少しマイルドな分、重めのスピナーベイトやディープクランクにも対応できる。しかし私のライトカバー用のロッドはもっとバットパワー寄りで、他の釣りに対応しなくてもいいと考えている。なぜならライトカバーロッドは大概のトーナメントや釣行ではラインナップから外すことができず、セットされているからだ。つまり、かなり特化しすぎていても、持っていて余ることはないアイテムなのだ。そう、先月のBasserオールスタークラッシックでもこのロッドの活躍は大きかった。

このロッドのサブネームは「FRONTIER」=新境地という意味なのだが、私にとってこのジャンルのロッドをリリースするのも初めてだし、またトーナメントシーンにおいても、その他のフィッシングシーンにおいても今後は新境地を切り開いていかねばならない自分に対しての意味も含んでいる。V4という誰も見たことのない新境地を目指して。
今まで主に使っているリグは3インチFATヤマセンコー~5インチシュリンプ、4インチヤマセンコーのノーシンカーリグ、1.8~8gモコリークローテキサスリグ、4インチカットテール5gヘビダンなど。濃すぎない枝のようなカバーや葦際、杭など、あるいはリザーバーの浮きゴミなどを12~14LBのラインで攻めている。

 

BasserAllStarClassic2014

夢のような時間はあっという間に終わってしまった。
今年は5位。表彰台の一角をとることはできたが、やはりこの大会は優勝のみを目指しているだけに悔しいと感じる結果である。応援してくださったファンの皆様には本当に申し訳がない。
会場には今年も本当にたくさんの方々がお越しくださいましたが、湖上に出ると私とプレスアングラー、そして今年は釣りビジョンのカメラマンの三人だけとなる。いや、あちこちで声をかけてくれたり、手を振ってくれたりするギャラリーやオカッパリの方がいたので三人で孤独を味わったわけではないが、船上で起こったドラマはそのときは三人しか知ることがでない。今回も本当にたくさんのことが起こった。来月号のBasser、そして釣りビジョンでも緊張感や興奮、葛藤、苦しみ、喜びを共感して観ていただけたら幸いだ。会場に来ていただいた方も、ご都合で来れなかった方も楽しんでいただけると思う。私はBasserで逆に会場の雰囲気、中間報告の様子を見るのをとても楽しみにしている。
詳しい内容はBasser、釣りビジョンをお楽しみに、ということで、ここではおそらく誌面で紹介しきれない今回のタックルやルアー、私が読んだ霞ヶ浦水系の今についてお話したいと思う。

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今年もたくさんのギャラリーの方が…。釣れなかったら帰ってきたくないw

 

今回は大会前、一週間起きに2発の台風が来た。どちらもそれなりの降水量で一気に季節を進行させてしまった。この水系は近年はなかなか好調で、いいバスが釣れるようになっている。密度は薄いが、見つける選手は必ず何人かいるので、かなりのハイウエイトを予想してプラクティスに入った。しかし台風によるこうした季節の進行がコンディションを悪化させ、結果としてローウエイトな大会になってしまったのは言うまでもない。私は直前でローウエイトになると予想を立て直したが、練習中はビッグバスのみを狙い続けて好調な日もあったので、「デカいのが出るところしかやらない」と決めて試合に臨んだ。攻めの姿勢だ。結果としてはミスとサイズが入れ替わっていた、という言ってしまえばよく聞くような言い訳だが、紙一重の試合展開は作れていたと自信はある。

狙っていたポイントはまず霞ヶ浦、北浦、外浪逆浦では浅いアシ。台風で水位が上がっていたので、水位が落ちてもそこに残っているバスは必ずデカイと読んでいた。次にブレイクの杭。これは台風で増水した水位が落ちてきているからもあるが、水温がもっとガツンと下がってくれれば生きてくると思っていた。それから利根川上流のカバー。こちらは濁流にならなければそうそう壊滅しない。しかし見つけた全てのポイントが離れすぎていて、何かを選べば何かを捨てなければばらないことに困惑してしまった。他にも釣れるところはあったが、練習で500gサイズしか釣れなかったところは全て却下した。なぜなら、これがオールスターだからだ。

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プラクティスではこのサイズばかり・・・

 

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これも1200gだった。

 

ルアーはロケーションとベイトに合わせて選択した。プラクティスで好調だったのはまずスピナーベイト。メガバスのV9はまさにこの大会のために開発されたのではないかというくらいよく釣れた。最も釣れた日は1200クラスを11本。最近ではめったに聞かない釣果だ。もちろんこれは特異な日で、通常は一日2~4本だが、いい魚ばかりで、1日巻ききるのもアリかと考えてしまった。タックルは以下のとおり。

ロッド:FSNC-65M MGS BEHAVIOR
リール:RevoLT ZPI NRC933M
ライン:フロロカーボン14LB
リールは水位が下がってきてバイトが手前へ走るようになったので試合直前でギア比の高いLTシリーズにチェンジした。

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使えばわかる釣れるスピナーベイトV9。リールはPC6から試合はLTにチェンジ。

 

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今回使った巻物シリーズ

 

巻物は他にはハードボトムや石積み、テトラ系でDeep-X100、ワカサギの多いエリアではZクランクJr。を使用した。クランクベイトにはロッドはスタンダードモデルFC-65M MGSを使用。BEHAVIORより軟らかくレギュラーテーパー気味なので投げやすくバラシにくい。試合当日は快晴、無風という天気で巻物の出番は減ってしまった。バイトが出ても浅くてフックアウトしてしまった。

利根川水系はカバー中心の戦略を立てた。特によかった釣り方はゲーリーシュリンプ5インチノーシンカーのバックスライド。シュリンプはアームを2分割してやると動きが滑らかになりバックスライドも大きくる。このチューニングはぜひ試してもらいたい。ファットイカでもいいのだが、フックサイズが5/0になってしまい、少し水温が下がってきたこの状況下では3/0フックを使用したかったのでシュリンプをチョイスをした。小場所では4インチも2/0フックで使用した。タックルは以下のとおり。

ロッド:FSNC-67MH MGS FRONTIER(来春発売予定)
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:フロロカーボン14LB

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プラクティスでは4インチシュリンプ丸呑み

 

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メインのワーム4種類

 

それからレッグワーム。これはいたるストラクチャーへキャスト。最近はこの大会でもメインに使う選手が多くなってきた。実はガイドにのってくださった方にはお話したことがあるが、私はありとあらゆるシャッドテールの小型ワームを亀山ダムで試したことがある。レッグワームに代わるワームはないかと逆に探してみた。その中でやはりレッグワームしか釣れないと思うことがあるくらい、ゲーリーが故の秘密がこのワームにはあることに気づいた。フックはオフセットで使うことも、推奨しているフックサイズもキモになっている。まあ私がこのワームを投げないとオールスターは始まらない。シンカーは1/8ozのダウンショットで使用。タックルは以下のとおり。

ロッド:FSNC-63LSBF MGS THREE
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:フロロカーボン8LB

そして今回メインになったモコリークローはテキサスリグ5gで使用。シンカーはゴムで止めている。モコリークローは18年間バスプロをやっていて今のところ唯一私が開発に携わったワームだ。このワームのアクションに代わるワームは今のところ他にはない。とにかく釣れるワームということだけは知ってもらいたいが、今回の使い方は会場で直接聞いてくれた方のみの限定公開(笑)。レッグワームのときもそうだったが、メソッドを自分で見つけて、そのワームの力に自分で気づけたほうが、大きなアドバンテージが得られるというものだ。まあプロでも人に聞いて回る方がたまにいるが・・・。この使い方はぜひBasserと釣りビジョンで見抜いて欲しい。使用したタックルは以下のとおり。

ロッド:FSNC-67MH MGS FRONTIER(来春発売予定)
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:フロロカーボン12LB

3インチファットヤマセンコーは最近どのフィールドでもよく聞く釣れるルアー。放置がいいともよく聞く。今回も初日に貴重な一匹をキャッチしている。これも放置。タックルは以下のとおり。フックはオフセットの順がけ。

ロッド:FSNC-65M MGS BEHAVIOR
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:フロロカーボン10LB

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プラクティスの船上。ロッドだらけ・・・

 

挙げればきりがないがプラクティスから微調整、トラブル対応などタックルだけではなくボートや魚探、エレキなど色々なことがあった。今年もシーズンを一年間戦っている後なので、ここでそのダメージも出てくるのは仕方がないが、いかにストレスを小さくするか、これは結構な試合前のテーマでもある。それは健康面も然り。20日に40歳になったばかりだが、このメンバーの中ではまだまだ若手の自分でさえ体は辛い。
大事な時こそありえないようなことが起こるのもので、試合初日にはありえないようなリールのトラブルがこのタイミングでか?というようなシーンで起こった。帰着後にすぐ対応してくれたピュアフィッシング、澳原プロ、そしてそのリールをサーキット仕様に即日で組み直してくれたZPIのスタッフの方には本当に感謝している。

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試合前日、ベッドにひろげた「小森ノート」

 

オールスターはとにかくトーナメントエリアが広大。水門操作を含めて初日は2時間も移動に費やしている。その広大なエリアも、3つの拠点をもつルートフィッシングでサポートしていただいてるおかげで、効率よくプラクティスはできたほうだ。しかしプラクティスでも全体像を把握するのは至難の技だった。それでも頑張って全域を見ようと試みたが結局、台風で出れなかった日などもあり、東浦と西浦、そして鹿行大橋より上流ははプラクティス前から切り捨てざるをえなかった。そのことはしっかり見てないエリアのポテンシャルに怯え、「デカイバスのみ」を意識し続ける要因にもなってしまった。それはそれで攻めの姿勢を持てたので良くもあり悪くもあり、いや勝てなかったのだから良くはなかったのだろう。おとなしくキーパーなら簡単に揃えることはできたと思う。しかし季節の過渡期に全体像を見ることは不可能なのか、見なければならないのか。日に日に変わっていく状況すら目の当たりにしながら、そもそもプラクティスのどこに意味があるのか、それも含め本当にいろんな意味で本当に面白いトーナメントだったな、そして面白い時期に開催を選んだものだとBasserに感心してこの原稿を書きながら一人でニヤニヤしている。トーナメントの結果なんて嬉しいか悔しいかしかないと思っていたが、今はその狭間の微妙な気分だ。もっと考えたら本当は勝てたんじゃないのか?そう思わせる要素が山ほど見つかり、この試合でまたバスフィッシングの、トーナメントの深みに一歩足を踏み入れてしまった気がする。

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優勝を知っているだけに酔えん!!・・・2位よりいいか・・・w

 

最後になりましたが、会場におこしくださった皆様、応援してくださったファンの皆様、釣り場で声をかけてくださったり、手を振ってくれた方々、ありがとうございました。また運営スタッフの皆様、Basserの皆様、業界関係者の皆様、お疲れ様でした。

2014年TOP50最終戦

2014年のTOP50シリーズ最終戦。会場は徳島県の旧吉野川。この試合で今年のチャンピオン、クラッシック出場権、エリート5出場権、そしてこのカテゴリーへの来期の正規残留が決まる。今年はここまで表彰台に上がることはなかったが、それでも全戦予選を通過し、4戦を終えてポイントランキング13位まで上がっていた。トップを走る青木プロとの差は55Pと大きく離れているため、逆転優勝云々を口にするのはあまりにも図々しいが、最終戦如何ではエリート5は現実的な目標として捕らえられるところにあった。そのために自分で設定した最低目標順位は優勝。それは最高目標でもあるのだが、優勝くらいしないと5位以内までは届かないのも現実だ。旧吉野川戦は過去5年間に開催されたTOP50戦は全て入賞、表彰台には4回上がっており、過去最高の順位が昨年の準優勝と相性もよいのでこの目標は達成不可能なものではないと信じてプラクティスを行った。
川の釣りはタイミングが全てだ。どんないい場所でもバスがいなければ釣れないし、逆にバスがいれば答えは早い。釣れるポイントがほぼ決まっている川の釣りでは流れがもたらすバスの動きにはONとOFFしかない。川でのトーナメントをことごとく外していた川が苦手な時代もあったが、私の釣りのスタイルは正直川に向いている。早いライトリグや効率化を考えたルアーチョイスはタイミングを合わせやすいからだ。
さて優勝を目指し、気合を入れて準備をしてきたのだが、今回は試合前に大きく体調を崩してしまった。直前プラクティスの初日にも熱が下がらず、自己管理が全てのなので情けないとしか言いようがない。体を休めることに専念し、直前のプラクティスはシンプルにプリプラで釣れなかったところだけを見て回った。新たに釣れた場所も増え、バスの濃いエリアも把握でき、コンディションの割には充実した直前プラとなった。あとはリズムにのれるかどうか。つまりバスとタイミングが合うかどうかだ。体調を整え集中してやれば必ずその勝機は訪れる。
過去の旧吉野川戦が今まで好成績だとはいえ、決して楽な試合展開などなかった。11時までノーフィッシュということはざらにある。今回もそんな試合展開だった。今回はつり人社さんが同船。試合の内容はBasserの記事と、連載の「小森ノート」で詳しく紹介されると思うのでそちらをぜひご覧いただきたい。苦戦しながらも初日は読みどおり後半でリミットメイクにまで達し5位。二日目はフックアウトのアンラッキーがありワンフィッシュのみで総合12位という結果だった。釣り方はダウンショット、ネイルリグ、テキサスリグ、スピナーベイトをロケーションにあわせて撃っていく釣りだ。ダウンショットはベイトフィネスのショートリーダーとスピニングの2本を用意。スピニングが旧作の60ULSなのは慣れているから。新しい釣り方には60ULSⅡExperienceを使っている。

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今回の試合でメインに使ったタックル

上から順に
ロッド:Fantasista STUDIOUS FSS-60ULS
リール:RevoSTUDIOUS ルアー:レッグワームDS 3/32oz

ロッド:Fantasista STUDIOUS FSS-60ULS
リール:RevoSTUDIOUS ルアー:カットテール3.5 ネイル0.9g

ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-65M MGS BEHVIRE
リール:Revo ZPI NRC923M PRO ルアー:スピーナベイト10g

ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-69LS MGS NINE
リール:Revo ZPI BFC930 PRO ルアー:カットテール4 ネイル1.3g

ロッド:Fantasista STUDIOUS FSNC-67MH MGS (プロト)
リール:Revo ZPI BFC930 PRO ルアー:モコリークローテキサスリグ5g

ロッド:Fantasista STUDIOUSFSNC-69LS MGS NINE
リール:Revo ZPI BFC930 PRO ルアー:レッグワームDS 1/8oz

 

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スピナーベイトは何でもいい。ただしブレイドはメガバスのパワーボムにチェンジ。

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このネコリグシステムには感激。ノーガードだが障害物に引っかからない

 

3日目は台風18号接近のためキャンセルとなってしまい。私の成績は12位となった。そして年間成績は11位。クラッシックの出場県は獲得したもののエリート5には届かず。それはしかたがない。今年は苦戦続きの中、この順位をキープできたことをまずよしとしたい。試合はできている。ひとつかみ合えば再びタイトルを奪取できるはずである。

最後になりましたが、今回もたくさんの応援ありがとうございました。次は10/25~26、佐原で開催されるBasserオールスタークラッシック。またたくさんの応援よろしくお願いします!!

桧原湖戦の戦略

2014年のTOP50シリーズ第4戦、ホームレイクでもある桧原湖での戦いを終えた。今シーズンはここまで見せ場もなく暫定総合順位が18位。しかしながら混戦化している今年の年間レースはわずかにタイトルへの希望も残されていた。そのつながっている首の皮一枚を残すために、この試合はなんとかシングルの順位以上でまとめたかったのだが、結果から言ってみれば無事に予選は通過したものの総合22位。年間の暫定順位は13位に上げることができたがタイトル争いは絶望的となってしまった。
しかしゲーム内容は悲観するものばかりではない。ここ近年大型化している桧原湖のスモールマウスバス。ウエイトが上がり釣りは面白くなっているのだが、その反面、安定した釣果を得るのがむつかしくなってきている。特にトーナメント3日間においてキーパーサイズを毎日数多く釣ることがそうイージーではないのだ。私も過去2戦のこの時期の桧原湖戦は大きく外している。スモールマウスの釣りは場所で当てていくことはもちろん可能だが、「釣り方」で同じエリアでも圧倒的に釣り勝つこともできる。場所でサイズを狙うのではなく、数を釣ってウエイトを上げていく、このプレースタイルをこの試合ではあえて選んだ。そう言う意味ではこの試合では得るものがたくさんあった。

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3日間安定したウエイトを出すことができた意味は大きい

その安定した釣果を残すために、今回は4本のロッドの使い分けた。リグは全てダウンショット。もちろんフットボールやX70ミノーなどでもゲーム中にキーパーをキャッチしたが、メインはダウンショットだった。
ロッドは全てFantasista STUDIOUS シリーズの,それぞれ60XULS MGS[SIX]、60ULSⅡ MGS[Exprience]、67SULS MGS[V3 Recapture]、旧作の60ULS。リールは全てRevoSTUDIOUS。シンカーは全て1/16oz。フックは某フライフックを使用。掛け、のせ、食わせというイメージで3種類のものを使い分けたが、これは今はまだ明かせない。ラインはそのフックに合わせて細さでチョイスし、1.5LB相当のものからバニッシュレボリューション2、2.5LBを使い分けた。ダウンショットのリーダーは全て40cmとしたが、これには深い意味はない。別に30cmでも構わない。
ダウンショットの使い方にもいろいろあるが、最も私がスタンダードに行うテクニックは、ロッドを立ててシェイクをしながらのズル引き。ミドストのような裁きの使い方だ。この使い方で使用した60ULSⅡ MGS[Exprience]はとてもバランスのとれたロッドで、ほぼ全てのライトリグをこなすことができる。軽く、バットパワーもあり、この釣りにも最も適している。間違いなくこれがベースのロッドである。しかしながら軽いタッチができてショートバイトを感じやすいその軽さが短所となることがあろうとは思いもしなかった。直前プラクティスから桧原湖は強めの南東の風が吹いていた。この風でわずかにロッドが流されてしまい、バイトが浅くなってしまうのだった。技術でカバーできなくもないが、今回は旧作の60ULSを併用することで対応した。20gちょっと重い60ULSではそのようなことがなく、明確なバイトを得ることができた。気圧配置と天気図を見ると、トーナメント3日間もこの風は止まないのでこの2本をベースにして風で使い分けることを選んだ。この釣り方ではバイトは小さく、当たった魚をかけにいくようにあわせる。シェイク後のステイ中のバイトを狙う場合が多かった。

シェイク中のバイトはひったくるようなのもが多く、そのバイトを取りに行くところでは67SULS MGS[V3 Recapture]を使用した。ボートの後方へキャストをしてドラッキング気味になるときや、フッキングがうまくいったにもかかかわらずフックアウトしてしまうようなことが多いときは食わせて持って行かせるイメージだ。ロッドは寝かして使用する。実は今回、このロッドで釣ったバスが一番多い。2012年のシリーズで桧原湖用に緊急開発したロッドだけはある。このロッドの最大の特徴である「タッチの軽さ」は浅いバイトでも違和感なく食わせることができ、水中で暴れまわられてもフックが外れにくい。ただし大きな欠点はやはり風が吹くと使いづらい。長さもあるので少し風が強くなるとルアーアクションも信用できなくなる。その時は60XULS MGS[SIX]を使用した。このロッドはティップにだけタッチの軽さをのせたロッドで、バットの強さは60ULSと並ぶ。
このように、ダウンショットの二つの当たりの取り方を風向きの関係で4本のロッドで対応したのだ。数は圧倒的に釣れた。初日は朝15分でリミットメイク、計30匹以上のキーパーをキャッチ、2日目もリミットメイクには1時間かからず、最終日もあまりの釣れなさに誰もいなくなった早稲沢沖で終了間際まで釣れ続いた。

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上からFSNS-60XULS MGS[SIX]、FSS-60ULSⅡ MGS[Exprience]、旧作のFSS-60ULS、FSNS-67SULS MGS[V3 Recapture] (V3は限定モデルなのでもう手に入らないかも…)

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今回使用したワーム達。バスが飽きないように適度にローテーションする必要があったので、私にしては使ったワームの種類が多い。ベイトとなっていたワカサギは少し大きめだった。

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中でも一番釣れたのがレッグワームノンソル改。テールを少し切ると波動を調節できる。これはプレッシャーのかかった時にはラージにも有効。シークレットテクニック特別公開。ノンソルを使用した理由は浮かせたかったのと、マス針ではノンソルの方がステイの姿勢がいいから。

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このリールの存在も大きい。3日間でラインブレイクは一度だけ。100匹近いスモースをキャッチしてだ。ドラグは別次元。

 

TOP50第3戦野尻湖

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野尻湖は過去に2度、この時期の大会で表彰台に上がっています。2回ともディープ、しかもフラットの釣りです。しかし、野尻湖戦は過去にフラットから優勝者は出ていないと記憶しています。今回もフラットでキーパーを集めてたのでは到底勝てないだろうと思っていました。 それでも試合前の状況ではしっかり5本釣ることが勝利に近づくリミットゲームの予感さえするほど厳しい状況でした。私はプリプラで見つけた釣り方で、まあキーパーはとれるだろうと思っていました。 野尻湖のこの時期のキーワードを挙げていくと、フラット、バンク、シャロー、ディープ、表層、ボトム、中層、ステイ、ずる引き、ワカサギ、虫… プリプラで見つけた釣り方はダウンショットのボトムストローリング、いわゆるボトスト。ずる引きよりもリズミカルなシェイクでボトムから離れるか離れないかで真横に泳がせる方法です。 なんか難しそうに聞こえる技ですが、適当に簡単です。シンカーは1.3g以下、リーダーは40cm、ロッドはSTUDIOUSの60ULS。 ディープはこれでよしで、あとは場所と表層を見て回り、直前プラで私が確信したのはバンクに張り出したバンクフラットが明らかにいいということでした。狙いはディープなのですが、こういうエリアは沖で虫でもでます。ボイルもあります。ボイルはポッパーで狙えます。押さえに大きなフラットの釣り方とラージのつくレイダウンを見てから試合に突入しました。

ここを落としてしまうと、年間も取り返しがつかない大事なゲーム。それが第3戦です。 初日はリミットゲームであるイメージから脱却できず、リミットメイクをして2本入れ替えてからエリアを見て回りました。天候が崩れ、予想以上に釣れていたので22位という順位は誤算。手を抜いたわけではないのですが、終盤に3本ほどミスもしてしまい出遅れてしまいました。しかも終盤は霧が濃くなり移動もできなくなりましま。しかしこれは悪くない展開の作り方で、いつも大概上位にいくパターンです。初日釣ったのはダウンショットと虫。虫はかなり沖です。 2日目は朝1こそバイトはありませんでしたが、狙って入った初日と同じスポットで朝2くらいのタイミングで800〜950gのナイスなリミットメイク。この時点でまだ六時間も残っていたのだから、ある意味大変な試合でした。 一時間後に船団のフラットに入り新たに試したスモラバで2本入れ替えました。魚は全て950gになり、もう入れ替えは不可能。キロアップラージを狙うべくアイスライドを投げたりしましたが、この日は出ず。やはり後半は霧が濃くなり、時間を潰して帰着し真 ました。順位は3位。総合も8位までジャンプアップ。こうなりゃ狙うしかありません。 最終日はまた同じスポットに入りましたが、ピーカンベタ凪にかなり苦戦。船も多くなり。結局狙っている魚が動いたのが11時頃と遅く、3本のみで終わってしまいました。 この試合は結局、総合10位でフィニッシュ。最終日に少し落としてしまいましたが、ようやく調子出てきた感じです。 この試合で使ったルアーはゲーリーのピンテールのダウンショット、自作スモラバ+プロセンコーのテール部、活虫、ガルプ1インチミノーのダウンショット。 スモール戦で初投入となったRevoSTUDIOUSはバニッシュレボリューション2LBとそれ以下の超ライトラインというラインセレクトで3日間20回のファイトシーンでノーラインブレイクの大活躍でした。ドラグ、かなりキテます。

今年のTOP50も残りは2試合、桧原湖と旧吉野川です。可能性が少しでもある 限り、奇跡の大逆転の目指して頑張ります。次戦、乞うご期待!!

コラム「小森ノート」スタート

04  2013年
HPをリニューアルしました。今までの完全自作のHPよりかなりかっこよく、見やすくなったと思います。この「小森ノート」ではフィッシングコラムを不定期に掲載していきたいと思います。引き続き釣果情報などはブログで、その他のことはFacebookやTwitterで発信していきたいと思いますので、あわせて末永くよろしくお願いします。