小森ノート

BasserAllStarClassic2014

夢のような時間はあっという間に終わってしまった。
今年は5位。表彰台の一角をとることはできたが、やはりこの大会は優勝のみを目指しているだけに悔しいと感じる結果である。応援してくださったファンの皆様には本当に申し訳がない。
会場には今年も本当にたくさんの方々がお越しくださいましたが、湖上に出ると私とプレスアングラー、そして今年は釣りビジョンのカメラマンの三人だけとなる。いや、あちこちで声をかけてくれたり、手を振ってくれたりするギャラリーやオカッパリの方がいたので三人で孤独を味わったわけではないが、船上で起こったドラマはそのときは三人しか知ることがでない。今回も本当にたくさんのことが起こった。来月号のBasser、そして釣りビジョンでも緊張感や興奮、葛藤、苦しみ、喜びを共感して観ていただけたら幸いだ。会場に来ていただいた方も、ご都合で来れなかった方も楽しんでいただけると思う。私はBasserで逆に会場の雰囲気、中間報告の様子を見るのをとても楽しみにしている。
詳しい内容はBasser、釣りビジョンをお楽しみに、ということで、ここではおそらく誌面で紹介しきれない今回のタックルやルアー、私が読んだ霞ヶ浦水系の今についてお話したいと思う。

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今年もたくさんのギャラリーの方が…。釣れなかったら帰ってきたくないw

 

今回は大会前、一週間起きに2発の台風が来た。どちらもそれなりの降水量で一気に季節を進行させてしまった。この水系は近年はなかなか好調で、いいバスが釣れるようになっている。密度は薄いが、見つける選手は必ず何人かいるので、かなりのハイウエイトを予想してプラクティスに入った。しかし台風によるこうした季節の進行がコンディションを悪化させ、結果としてローウエイトな大会になってしまったのは言うまでもない。私は直前でローウエイトになると予想を立て直したが、練習中はビッグバスのみを狙い続けて好調な日もあったので、「デカいのが出るところしかやらない」と決めて試合に臨んだ。攻めの姿勢だ。結果としてはミスとサイズが入れ替わっていた、という言ってしまえばよく聞くような言い訳だが、紙一重の試合展開は作れていたと自信はある。

狙っていたポイントはまず霞ヶ浦、北浦、外浪逆浦では浅いアシ。台風で水位が上がっていたので、水位が落ちてもそこに残っているバスは必ずデカイと読んでいた。次にブレイクの杭。これは台風で増水した水位が落ちてきているからもあるが、水温がもっとガツンと下がってくれれば生きてくると思っていた。それから利根川上流のカバー。こちらは濁流にならなければそうそう壊滅しない。しかし見つけた全てのポイントが離れすぎていて、何かを選べば何かを捨てなければばらないことに困惑してしまった。他にも釣れるところはあったが、練習で500gサイズしか釣れなかったところは全て却下した。なぜなら、これがオールスターだからだ。

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プラクティスではこのサイズばかり・・・

 

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これも1200gだった。

 

ルアーはロケーションとベイトに合わせて選択した。プラクティスで好調だったのはまずスピナーベイト。メガバスのV9はまさにこの大会のために開発されたのではないかというくらいよく釣れた。最も釣れた日は1200クラスを11本。最近ではめったに聞かない釣果だ。もちろんこれは特異な日で、通常は一日2~4本だが、いい魚ばかりで、1日巻ききるのもアリかと考えてしまった。タックルは以下のとおり。

ロッド:FSNC-65M MGS BEHAVIOR
リール:RevoLT ZPI NRC933M
ライン:フロロカーボン14LB
リールは水位が下がってきてバイトが手前へ走るようになったので試合直前でギア比の高いLTシリーズにチェンジした。

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使えばわかる釣れるスピナーベイトV9。リールはPC6から試合はLTにチェンジ。

 

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今回使った巻物シリーズ

 

巻物は他にはハードボトムや石積み、テトラ系でDeep-X100、ワカサギの多いエリアではZクランクJr。を使用した。クランクベイトにはロッドはスタンダードモデルFC-65M MGSを使用。BEHAVIORより軟らかくレギュラーテーパー気味なので投げやすくバラシにくい。試合当日は快晴、無風という天気で巻物の出番は減ってしまった。バイトが出ても浅くてフックアウトしてしまった。

利根川水系はカバー中心の戦略を立てた。特によかった釣り方はゲーリーシュリンプ5インチノーシンカーのバックスライド。シュリンプはアームを2分割してやると動きが滑らかになりバックスライドも大きくる。このチューニングはぜひ試してもらいたい。ファットイカでもいいのだが、フックサイズが5/0になってしまい、少し水温が下がってきたこの状況下では3/0フックを使用したかったのでシュリンプをチョイスをした。小場所では4インチも2/0フックで使用した。タックルは以下のとおり。

ロッド:FSNC-67MH MGS FRONTIER(来春発売予定)
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:フロロカーボン14LB

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プラクティスでは4インチシュリンプ丸呑み

 

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メインのワーム4種類

 

それからレッグワーム。これはいたるストラクチャーへキャスト。最近はこの大会でもメインに使う選手が多くなってきた。実はガイドにのってくださった方にはお話したことがあるが、私はありとあらゆるシャッドテールの小型ワームを亀山ダムで試したことがある。レッグワームに代わるワームはないかと逆に探してみた。その中でやはりレッグワームしか釣れないと思うことがあるくらい、ゲーリーが故の秘密がこのワームにはあることに気づいた。フックはオフセットで使うことも、推奨しているフックサイズもキモになっている。まあ私がこのワームを投げないとオールスターは始まらない。シンカーは1/8ozのダウンショットで使用。タックルは以下のとおり。

ロッド:FSNC-63LSBF MGS THREE
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:フロロカーボン8LB

そして今回メインになったモコリークローはテキサスリグ5gで使用。シンカーはゴムで止めている。モコリークローは18年間バスプロをやっていて今のところ唯一私が開発に携わったワームだ。このワームのアクションに代わるワームは今のところ他にはない。とにかく釣れるワームということだけは知ってもらいたいが、今回の使い方は会場で直接聞いてくれた方のみの限定公開(笑)。レッグワームのときもそうだったが、メソッドを自分で見つけて、そのワームの力に自分で気づけたほうが、大きなアドバンテージが得られるというものだ。まあプロでも人に聞いて回る方がたまにいるが・・・。この使い方はぜひBasserと釣りビジョンで見抜いて欲しい。使用したタックルは以下のとおり。

ロッド:FSNC-67MH MGS FRONTIER(来春発売予定)
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:フロロカーボン12LB

3インチファットヤマセンコーは最近どのフィールドでもよく聞く釣れるルアー。放置がいいともよく聞く。今回も初日に貴重な一匹をキャッチしている。これも放置。タックルは以下のとおり。フックはオフセットの順がけ。

ロッド:FSNC-65M MGS BEHAVIOR
リール:RevoLTX ZPI BFC930PRO
ライン:フロロカーボン10LB

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プラクティスの船上。ロッドだらけ・・・

 

挙げればきりがないがプラクティスから微調整、トラブル対応などタックルだけではなくボートや魚探、エレキなど色々なことがあった。今年もシーズンを一年間戦っている後なので、ここでそのダメージも出てくるのは仕方がないが、いかにストレスを小さくするか、これは結構な試合前のテーマでもある。それは健康面も然り。20日に40歳になったばかりだが、このメンバーの中ではまだまだ若手の自分でさえ体は辛い。
大事な時こそありえないようなことが起こるのもので、試合初日にはありえないようなリールのトラブルがこのタイミングでか?というようなシーンで起こった。帰着後にすぐ対応してくれたピュアフィッシング、澳原プロ、そしてそのリールをサーキット仕様に即日で組み直してくれたZPIのスタッフの方には本当に感謝している。

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試合前日、ベッドにひろげた「小森ノート」

 

オールスターはとにかくトーナメントエリアが広大。水門操作を含めて初日は2時間も移動に費やしている。その広大なエリアも、3つの拠点をもつルートフィッシングでサポートしていただいてるおかげで、効率よくプラクティスはできたほうだ。しかしプラクティスでも全体像を把握するのは至難の技だった。それでも頑張って全域を見ようと試みたが結局、台風で出れなかった日などもあり、東浦と西浦、そして鹿行大橋より上流ははプラクティス前から切り捨てざるをえなかった。そのことはしっかり見てないエリアのポテンシャルに怯え、「デカイバスのみ」を意識し続ける要因にもなってしまった。それはそれで攻めの姿勢を持てたので良くもあり悪くもあり、いや勝てなかったのだから良くはなかったのだろう。おとなしくキーパーなら簡単に揃えることはできたと思う。しかし季節の過渡期に全体像を見ることは不可能なのか、見なければならないのか。日に日に変わっていく状況すら目の当たりにしながら、そもそもプラクティスのどこに意味があるのか、それも含め本当にいろんな意味で本当に面白いトーナメントだったな、そして面白い時期に開催を選んだものだとBasserに感心してこの原稿を書きながら一人でニヤニヤしている。トーナメントの結果なんて嬉しいか悔しいかしかないと思っていたが、今はその狭間の微妙な気分だ。もっと考えたら本当は勝てたんじゃないのか?そう思わせる要素が山ほど見つかり、この試合でまたバスフィッシングの、トーナメントの深みに一歩足を踏み入れてしまった気がする。

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優勝を知っているだけに酔えん!!・・・2位よりいいか・・・w

 

最後になりましたが、会場におこしくださった皆様、応援してくださったファンの皆様、釣り場で声をかけてくださったり、手を振ってくれた方々、ありがとうございました。また運営スタッフの皆様、Basserの皆様、業界関係者の皆様、お疲れ様でした。

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