The komori note小森ノート

67MH FRONTIER

STUDIOUSシリーズに来期新しく加わるアイテムを紹介しよう。それは関東のフィールドでは出番の多いライトテキサスやバックスライド、ヘビダンなどに適したライトカバーロッドだ。
今まで私のアイテムになかったジャンルでもあるが、必要なため開発はずいぶん前から行われてきた。軽くてシャープなライトカバーロッドを目指し、一度形ができたのはもう5年前。その後、新素材などが次々に登場し、2年前に再テスト、そして昨年に琵琶湖の国保プロが開発したX-GLAIVEのパワー、トルク、感度をバランスよく持ち合わせるためのアイデアを少しお借りして今の形に仕上がった。硬さからの使い方ではBEHAVIOURのひとつ上と考えてもらえればイメージがわかりやすいと思う。67MHというロッドはファンタジスタにはスタンダードモデルにすでにあり、今のFCシリーズにも存在している。これはこれでやはりライトカバーロッド的に使えるいいロッドで、少しマイルドな分、重めのスピナーベイトやディープクランクにも対応できる。しかし私のライトカバー用のロッドはもっとバットパワー寄りで、他の釣りに対応しなくてもいいと考えている。なぜならライトカバーロッドは大概のトーナメントや釣行ではラインナップから外すことができず、セットされているからだ。つまり、かなり特化しすぎていても、持っていて余ることはないアイテムなのだ。そう、先月のBasserオールスタークラッシックでもこのロッドの活躍は大きかった。

このロッドのサブネームは「FRONTIER」=新境地という意味なのだが、私にとってこのジャンルのロッドをリリースするのも初めてだし、またトーナメントシーンにおいても、その他のフィッシングシーンにおいても今後は新境地を切り開いていかねばならない自分に対しての意味も含んでいる。V4という誰も見たことのない新境地を目指して。
今まで主に使っているリグは3インチFATヤマセンコー~5インチシュリンプ、4インチヤマセンコーのノーシンカーリグ、1.8~8gモコリークローテキサスリグ、4インチカットテール5gヘビダンなど。濃すぎない枝のようなカバーや葦際、杭など、あるいはリザーバーの浮きゴミなどを12~14LBのラインで攻めている。

 

2014/11/17