Today's Komori今日の小森嗣彦

第2戦を振り返って

先日の月曜日、2連覇を目指しますとブログに書きましたが、その時にはまだ自信も確信もありませんでした。ただ漠然と目指したいという気持ちだけ。昨年は練習の甲斐あり、神懸かりてきな場所もあり、終わってみればぶっちぎりで勝てましたが、何もかもが昨年のままでは一瞬で他のプロみんなに追い抜かれてしまうのがこのシリーズの怖さです。何かを昨年より進化させなくては連覇はありえないと思っていました。
広い水系での試合はほぼ他のプロと出会う機会などなく、状況も試合展開も読めません。ですからその展開づくりが最も重要な要素です。ましてやバイトも1日数回単位しかないこのフィールドでは常に次の展開が頭にないとリズムも悪くなってしまいますし時間もなくなってしまいます。今回はその部分においてかなり煮詰ていきました。その結果、実際に試合で使ったポイントは実はあまりいつもメインに考えていないような場所ばかりになってしまいました。結果的にそうなりつつある中、それでも魚が釣れ、順位が上がっていく、試合としては理想的な展開なのかもしれません。
プラクティスの段階で分かったことは、湖のシーズナルはポストスポーン。しかしその魚は決して多くなく、これだけではまず初日3匹が限界と感じていました。再現性の高いアフタースポーンの回復傾向なバスが穫れる場所をいくつかプランに入れ、それにタイミングを合わせる事を試合中は考えました。
アフターのバスは2パターンあり、補食しているエサによって場所と口を使う時間帯が違います。一つはボラの稚魚を補食しているパターンで、こちらは水の動く風の吹き始めや湖の細くなる下流部の水門やハードボトムがメインでした。釣り方は昨年同様のレッグワームダウンショット。カラーはこれまた昨年同様の231番シンカーは1.3gでアクションはずる引き。ロッドはまたまた昨年同様のSTUDIOUS FSS-60ULSです。この水系最強のライトリグセッティングです。
それから陽が射し水温が上がるとテナガエビ補食のパターンが強くなります。これはドッグ周りやショアラインなどの縦スト+ハードボトム、それからリーズです。ルアーはカットテールワームのネイルショットリグとパワーホグ3インチの2.7gテキサスリグで、カットテールは3.5インチ+0.5gシンカーと4インチ+0.9gシンカーを風や水深で使い分け、それぞれロッドがプロトタイプのSTUDIOUS FSS-60XULSとFSS-62LSでした。ワームカラーは194Jです。
FSS-60XULSはFSS-60ULSをよりソフトにしたもので、本来はマスバリ専用として開発してきましたが0.5g程度の軽いネイルショットリグがボトムから跳ねないような細かいシェイクができるため今回はチョイスしました。FSS-62LSは逆にFSS-60ULSよりパワーロッド。昨年の旧吉野川で活躍したロッドです。テトラサイドから魚を引き離したりショートレンジでもバスにイニシアティブをとられないようなロッドです。スピニングリールは全て手返しのいいハイギアのフルーガー シュープリームXT2000 。ラインはバニッシュウルトラの3.5ポンドというプロトラインでした。
テキサスリグタックルはファンタジスタスタンダードモデルのFC-67MHFRにリールはフルーガーパトリアークXT ZPIチューン、ラインはバニッシュウルトラ12ポンドでした。
それから今回の試合中とても釣果につながったアイテムがガルプスプレーのシュリンプ。普段は手に塗って人間の匂いを消すため程度に使っていましたが、今回ワームについた魚の死骸か何かの汚れが少し気になり、匂い消し程度の気持ちでスプレーした直後のキャストでバスがヒットするという事がありましたが。初めはそんなこともあるだろう程度だったのですが、それからスプレーする度にバイト。初日だけでもそれに気づいてからは6本の魚をキャッチ。同船していた雑誌ライターさんも驚いていましたが、ここまでスプレーの威力を体感できた私自身も大変驚きました。
3日間こんな釣りでその日その日釣れる魚を探して回り、特に決め打ちもせず走り回りました。初日は3キロ超えた時点でストップフィッシング。危うくエンジントラブル(荒れてる中走行したためにスロットルケーブル抜け)で帰着出来ないかと思いましたが湖上で修理できました。余裕で帰ってきましたが思った以上に順位が低く焦りました。
2日目はデカいのが入りウエイトが伸びました。上には上がいてトップウエイトは取り損ねましたが、ここで首位に立てたのはラッキーでした。
3日目は日曜日。さすがにポイントも入れないところが多く苦戦しました。3日目にとっておいたようなところも既に叩かれてるのがやはりこのシリーズ。なんとか3本といった感じでした。
とにかく2連覇できて本当によかったです。正直試合前は連覇を意識し過ぎて思った以上にピリピリしていました。そのためか直前プラ中もなかなか試合モードに頭が切り替わらず、自滅しそうな場面もあったので、それを自力で乗り越えられたのはまた次の試合に向けて大きな自信になりました。沢山の応援メールやお祝いメール、皆様本当にありがとうございました。また次の桧原湖も頑張ってきますので応援よろしくお願いします。

2010/6/7