一年間シリーズを戦い終えると、僅か数ポイント差で順位が大きく変わることがある。それは振り返れば僅か一匹、あるいは10ｇ程度の差だったりする。あのときのあの一匹が…などと初のシングルゼッケンを狙っていた頃、私は何度も悔しい思いをしました。
年間を一生懸命狙うと腹に決めて挑んだ今シーズン。優勝もできたし、残りの最終戦までしっかりタイトルに絡み、優勝争いのプレッシャーの中にいることを幸せに思います。振り返ればやはりトップを守り切れなかった悔しい展開もありました。以前の私なら悔しいがってばかりいたと思います。今はそんなことより最終戦に気持ちは一杯です。もう遠賀川で勝ってダメだったら諦めもつくってくらい集中して頑張りたいと思います。
タイトルが獲りたい−。それがプロになったときからの夢であり目標だったのだから。

2006/9/20