Today's Komori今日の小森嗣彦

 

今回の敗因を一つあげるなら、天気予報を過大評価しすぎたことだろう…。
プリプラのときたくさん見えていたバスが消えていた直前プラ。その間の寒の戻りが与えた影響が大きいと思い、金曜日からかなり冷え込むという予報をもとに戦略を立てた。
メインにしてたエリアやポイントの要素は表彰台のTOP3と全く同じ本流筋の岩盤系。しかし冷え込みからくるタフを想定し、あえてやや小さなクリーク内の岩盤とそれに絡むインビジブル的なレイダウンを初日からメインに狙っていった。ルアーもフットボールジグに加え、超軽いスモラバであえてアジャストさせ、多少小さい魚も交じってしまうが、アベレージウエイトでのリミットメイクはボディーブローのように効いてきて必ず表彰台に立てると考えてしまった。
使い方は垂直に落としてステイ、シェイクして横に浮かして次のフォールでバイトというやり方。岩盤のミドルショルダー4〜5mにバスは浮いていた。
初日は水温が上がり、シャローにさしてくるバスの動きを捉え、途中で修正してカバー撃ちとクランクベイトを投入したがミスが相次ぎ出遅れた。
2日目はいよいよ冷え込みと冷たい雨がくると思い、苦しい時間にクリーク奥のマメキーパー取りに逃げてしまいウエイトアップが出来なかった。
3日間はまたもや連続のミスに泣いた。タラレバだがミスがなければもっと上位争いに食い込めた。
ミスは必ずある。そこで心を折らないのは当たり前だがリズムを崩さないであきらめないというテーマは保てた。それが唯一この試合の良かった点かも知れない。
早明浦ダムはタイトルを穫った2010年が11位、2012が7位といずれの年も五戦中一番悪い成績だった。ものすごく悪い成績になったことはないが、比較的苦手があるかも知れないフィールドだ。今回は17位。この順位は正直、落胆し絶望するほど悪くもないが悔しい。しかし反省はするが全ての選択に後悔はない。天候の変化に敏感な春のクリアウォーターリザーバー。今回はネガティブな要素ばかり考えてしまったが、変化を推測して先読みして行動をするのは戦いの基本だからだ。
AOY争いはまだまだ全然チャンスがある。今回獲得ポイントは43P。全5戦×60P=300P満点で270P点なんて超える選手は過去にそうそういない。超えられたら諦めもつく。だからまだまだチャンスはある。今年は競ってタイトルを穫る。
あと四戦、気合い入れ直して頑張ります。
タックルデータはまた後日。

2013/4/21