小森ノート

大掃除の余談

年末に毎年恒例の釣り部屋の大掃除を敢行した。モノがあまり捨てられない私の性格上、年々釣り部屋の足の踏み場は少なくなっている。その釣具の中でもっとも大きい体積を占めているのがワーム類だ。287×435×170のコンテナが実に45個はある。その2/3は現役で使っているものであったり、そのストックだあったりするのだが、残りの1/3はもうほとんど使わないものだ。使わないといっても再びトレンドがくるかもしれないし、新たなフィールドや海外などに行くときに使うかもしれないとストックしてある。しかし、いかんせん総量が膨大なため、シーズン中はごちゃごちゃになって必要なものが必要なときに見つからないことがある。そうならないように、それを少しずつ整理してシーズン中に使いやすくしておくのが冬の間の作業、つまり大掃除ということになる。
そうして古いワームなどを整理していると、古いアルバムの整理同様、懐かしくなって思い出にふけったりしてしまう。そこで今回は昔のワームと思い出を少し紹介しよう。

DSC_0762tトーナメントワーム

まずはこのワーム。私が始めてワームというものを目にしたのはこれだった。ダイエーの5階にある釣具屋でバラ売り1本100円で売られていた。バス釣りを始めたのが小学5年生。当時の私にとって100円は結構高い金額だったのでそれほど持っていなかった。ちなみに中学にあがるまでこのワーム以外は見たこともない。カラーは色々あったが長さは8と6インチくらいのものしかなかったと思う。5gくらいのテキサスリグのずる引きしか使い方も知らなかったが、アワセを知らなかったのでワームでバスを釣るまでだいぶ時間がかかってしまった。その後、ヒシモの上をフロッグのように這わせてやる使い方をみつけ、それでよく釣れた。このころのフィールドは神戸市西区の野池ばかり。野池には少しデカかったかもしれない。タックルはスピニングだった。

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ジェリーワーム

中学生になり、ベイトタックルも手に入れ、トーナメントワームの次に手に入れたワームがこのジュリーワーム。見てのとおりカーリーテールなので、引っ張るとテールが動く。海釣りで使う噛み潰しシンカーを少し手前につけたつけたノーシンカー?で中層をゆっくり引っ張る使い方を見つけ、よく釣れた。今で言うスプリットショットリグの中層引きだが当時はそんな小洒落た名前は知りもしなかったのでガン玉リグと呼んでいた。アシや杭などの縦ストラクチャー、当時よく通っていた河川の流れに乗せてドリフトさせて使った。

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名称不明

高校生の頃、よく使っていたワーム。名前も思い出せない。トーナメントワームに代わり、野池でテキサスリグにしてよく釣れた。コアカラーというカラーリングが他にはなく、とても気に入っていたので大事に使っていた。小さなシルエットで大きな波動、当時はそこまで考えていたかな?他にも使っていたワームはたくさんあったのだが、神戸時代、思い出に残っていて今回発掘されたのはこの3種類。ちなみのこの頃はバス用フックは大きなストレートフックと少し曲がったオフセットの出来損ないみたいなのしかなかった。それをワームが回らないようにうまくセットしたり、切れてなくならないようになど色々と工夫をした。釣具屋も少なく、自由に使えるお金もほとんどなかった高校生までの間、手に入るわずかな道具を工夫して使っていたことはのちのち大きな財産になったと思う。

 

DSC_0762sスライダーワーム

値段も安く良く釣れた大学生時代の思い出はこのワーム。気に入って使っていたカラーはやはりこのコアカラー。この頃は霞水系のオカッパリや印旛沼、千葉のリザーバーでのオカッパリなどが中心。今から20年位前になる。亀山ダムに通いだしたのもこの頃だ。スライダーワームの使い方はスライダーヘッドというジグヘッドもあったが、やはりガン玉リグ。PEラインをウキ代わりにして中層とボトムを釣る釣り方は今の自分のライトリグの基本を作っている。しかしその釣りを今やれといわれてもたぶんできない。当時は出たばかりのPEはタコ糸のように柔らかかったからできた。フックはストレートの#1のオフセットがけ。


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フレアースラッガー、バブルシュリンプ

この2種類のワームもやはりガン玉リグで使用。この頃にはさすがにスプリットショットと呼んでいた。0.9gのショートスプリットショット。この頃から釣り場は人が多く、そのため狙いが小場所になってしまうので、ワームが小型になりだした。使用していたフックはストレートフックのオフセットがけ。この頃にはオフセットフックが一般的になり、その後はオフセットのジグヘッドもでたので、それを使用していた。ダウンショットもネコリグも、もちろんジグヘッドワッキーもスモラバも試した人はいただろうが、世の中にはなかった時代。インターネットも携帯も同じ。情報はそれほど入ってこない。自分の見つけたこのガン玉リグこそがフィネス最強と思い込み、プロトーナメントに出てみようと思った。その勘違いが後にV3まで行くとは…勘違いはしてみるものかも知れないが、当然この釣り方はそうやすやすと通用しなかった。

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ゲーリーグラブ

大学生の頃、ゲーリーグラブは当然もう有名だった。つれるルアーの代名詞だった。一緒につりに行く友人も必ず4グラブのスプリットショットでどんな状況でも釣っていたが、私はみんなが使っているということでかたくなにゲーリーグラブを使わなかった。今思えば愚かなことだ。しかしプロトーナメントにでてすぐの頃、自分の釣りがまったく通用しないと思い知ったとき、素直にこのゲーリーグラブの使い方を練習して覚えた。私の覚えた使い方はテキサスリグにしてただ巻くだけ。しかしそれだけ釣れた。そしてJB韓国シリーズで表彰台に立った。そのころから私のワームはゲーリーワームがメインになってくる。みんなが良いというものはやはり良いのだ。ちなみにカラーは原色がわからないほど日焼けさせて使っていた。やはり人とは少しでも違う、というところにこだわっていた自分もいた。

とまあこんな具合に思い出にふけってしまった大掃除となったが、まだまだ思い出の品々があるので、機会があったらまた紹介したい。レッグワームにいたるまでのフィネスの軌跡とかプラグ編なんかも面白い間も知れない。しかし部屋は思った以上に片付かなかった。

 

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